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東洋医学科の診察を受けたことがありますか。まず舌を診て、それから両手の脈を取り、その後おもむろにベットに寝て腹部や背中を診察してから、問診と照らし合わせて処方を考えます。西洋医学とは随分違いますね。そのため患者さんからいったい何を診ているのかという質問をよく受けます。少し難しいかもしれませんが、この東洋医学の診察法を簡単にガイドしてみます。知っていると医者にかからなくても、自分の健康状態が解るようになりますよ。
東洋医学は二千年以上前の中国からもたらされた伝承医学です。その当時はたいした医療機具もなく、診察は医師の五感に頼っていました。舌や脈、腹部の診察はその頃に確立された四診という方法を今でも使っています。四診には望診、聞診、問診、切診があります。身体を眺め、におい、音を聞き、触り、悪いところを問いかけていくというふうに丁寧に診ることによって、各人の体質だけでなく、気血水や精神の状態、病気の種類などが把握されていくのです。
もちろん医学の進歩した現代では、その上に様々な現代医学的検査も取り入れ、より精密な情報が得られるようにしているのはいうまでもありません。東洋医学には現代医学が置き忘れてきた、診察の原点が今に生きているといえるでしょう。


