河崎医院たより 「あけび」

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河崎医院たより「あけび」2021年 7月 139号 特集『誰にでもおこる痔の病 / めざせ美尻』

梅雨も明け、天の川が美しく見える七夕の7月です。今回のあけびは「誰にでもおこる痔の病」をお届けします。猛暑に負けずにがんばりましょう。


■ 誰にでもおこる痔の病

誰にでもおこる痔の病

痔は肛門やその周辺に起こる病気の総称です。痔は成人の3人に1人が一生に一度以上は経験すると言われるほど患者数が多く、男女共に誰でもなり得る病気です。しかし恥ずかしさもあって放置しているうちに悪化させてしまう人が少なくありません。

痔には「痔核(イボ痔)」「裂肛(切れ痔)」「痔ろう」の3つがあります。なかでもイボ痔は男女共に最も多く、痔の50~60%を占めるといわれています。肛門の周辺には肛門クッションと呼ばれる細い血管と柔らかい筋肉で出来ている組織があります。肛門クッションは便がもれるのを押さえると共に、血流の増減によって膨らんだり萎んだりして排便を手助けしています。この肛門クッションがうっ血して膨らんだままの状態が「痔核(イボ痔)」です。痔核にはできる場所によって内痔核と外痔核に分けられます。肛門から3cmほど奥に歯状線と呼ばれる境目があります。歯状線の内側にできるのが、内痔核、外側にできるのが外痔核です。どちらも排便時にいきみを繰り返したり、長時間同じ姿勢で座っていることなどが発生の大きな原因になります。歯状線の内側粘膜には痛みを感じる神経がないので内痔核は痛くありませんが、大きく腫脹してくると出血をすることがあります。さらに大きくなると肛門の外に脱出するようになります。この状態を脱肛といいます。一方外痔核は出血しませんが、強い痛みが1~2週間続き、苦痛なものです。

「裂肛(切れ痔)」は肛門が切れたり、裂けたりして出血するものです。肛門クッションの弾力性が低下してくると便秘などで硬い便をした時に肛門に亀裂ができて、痛みと共に出血が起こります。少量の出血なら心配ありませんが、切れ痔の原因である便秘を繰り返すと頻回に発症して、なかには肛門狭窄になることもあります。切れ痔は女性に多く、出産などでいきむことで起こったり、ダイエットで快便を妨げることも原因となるようです。

 

痔は日々の大便調整がキーポイント

痔を発症、悪化させるのは排便時のいきみです。便意を催したら我慢しないで早く排便する、決まった時間に排便する習慣をつけることなどが大切です。また便秘になるといきまないと便が出ないので、便通調整のために下剤をうまく活用しましょう。

食事面では食物繊維が豊富な根菜類、豆類、海藻類、コンニャク、果物などを積極的に取って便通を整えましょう。過多な飲酒や強い香辛料、喫煙は痔を悪化させると共に、便通に影響しますので、痔の方は控えて下さい。

痔になって痛みがある、出血しているなどの時には肛門部にカイロを貼り付ける、ゆっくり入浴するなどで温めることが効果的です。またウオシュレットは肛門部を清潔に保ち、強く擦る必要がないので、痔の予防に優れています。また同じ姿勢を続けることも肛門周囲の血流を悪くして痔を悪化させますので、適度な姿勢変換や運動を心がけて下さい。



めざせ美尻

お今回はお尻を整える。美尻のための情報をお届けしようと思います。腸内環境を整える事や、運動によるお尻の引き締めなど、キレイなお尻を保つことで若さをキープでしていきましょう。

腸内環境の乱れは生活の乱れ

仕事などの疲労の蓄積、睡眠不足が続く、過度なストレス、食べ過ぎや偏った食事など、生活の乱れは自律神経を乱し、腸内環境に影響します。その結果、風邪を引きやすくなったり、倦怠感を感じたりと体に不調を感じます。生活環境を正し、腸内環境を整え、健康な生活が送れるように心がけましょう。


腸内環境を整える

腸内環境を整えるには

①食事 腸内細菌のバランスや働きをよくする食事 

②睡眠 副交感神経を優位にし、生活のリズムを整える 

③適度な運動 腸の働きを促し、腹筋力アップで蠕動運動をサポート 

④ストレスを溜めない 腸と関係の深い自律神経を整えることで腸内環境が安定。


注目!発酵性食物繊維

食物繊維は腸内細菌の善玉菌を活動を活発し、短鎖脂肪酸を増やします。このような腸の働きを『発酵』と呼ぶので、この活動を促す食物繊維を『発酵性食物繊維』と呼びます。短鎖脂肪酸は脂肪の吸収を抑え、血糖値を抑え、悪玉菌の増殖を防ぎ、免疫力を上げます。発酵性食物繊維を多く含む食品をバランス良く取るのがポイント。野菜といってもレタスやトマトなどにはほとんど含まれません。また、乳酸菌などを直接とれるヨーグルトや味噌や甘酒、ぬか漬け、キムチなどの発酵食品と一緒に食べるとより効果的です。

・穀物(玄米・大麦・全粒小麦、オートミール)  

・根菜類(ゴボウ・にんじん・こんにゃく)

・野菜(玉ねぎ・にんにく)  

・くだもの(キウイ・バナナ・アボカド)

・豆類(大豆・納豆)

美尻尻筋トレ

筋トレやストレッチは10回を1セットとして、急がずゆっくり行いましょう。

・仰向けに寝て膝を立てる。お尻を浮かせて、肩から膝までを一直線に保つ。


・うつ伏せに寝て、片足ずつ、膝を伸ばした状態で足を上に挙げてキープ。


・両足を前に出して座り、右足首を左足の上、足を組むような形を作り上半身を前に倒す。反対側も同様に行う。(ストレッチ)


ヒップアップの『ツボ』

・承扶(しょうふ) お尻と太ももの境目のしわの真ん中、お尻を下から抱え込むようにして中指あたりで押していきましょう。座骨神経痛や便秘にも効果的。


■ 今月のおすすめ

《腹巻き (NISHIGUCHI KUTSUSHITA) 》

シルクの腹巻きはオールシーズン使える優れもの。当院でもリピーターも多く、人気商品です。お腹とお尻を冷やさないように、大切にしていきましょう。


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¥1,760(税込)

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