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河崎医院たより「あけび」2020年 7月 133号 特集『真夏の体調トラブル / 熱中症 2020 』

コロナ禍の間に猛暑の7月を迎えました。日本の夏は蒸し暑く、発汗が多くなり、体力を消耗します。今回のあけびは「真夏の体調トラブル」をお送りします。


■ 真夏の体調トラブル

夏ばて

夏場は室内に居ても暑さで体温が上がり、体の熱感が強くなってなま汗が止まらない、体力や食欲が低下するなどの症状を起こしがちです。その他、身の置き所のない倦怠感や無気力、ふらつきなど夏ばて症状は多種多様です。気虚という元来自律神経機能の弱い人に起こりがちな症状ですから、とにかくよく睡眠をとる、早寝早起き、朝食は抜かないなどの規則正しい生活を心がけてください。清暑益気湯(セイショエッキトウ)や補中益気湯(ホチュウエッキトウ)などの漢方が効果的です。

●夏の冷え

最近夏の気温は異常に高く、1日中、冷房の中に居ることは珍しくありません。しかしこの環境では細目の女性や元来冷え性の人は手足が冷たくしびれたり、関節痛が起こったりします。また冷房は体表面を異常に冷やすだけでなく、体温や血圧調整能力を低下させて夏ばて症状も悪化させます。冷房の温度調整をこまめにして、冷房避けの衣類は余分に持つようにしましょう。それと共に冷蔵庫の冷えた飲食品ばかりを摂取すると益々冷えが増強します。すこし香辛料を効かせたり、生姜や薄荷、紫蘇の香りなどをアクセントに使った温かい食べ物を食べて、身体の冷え過ぎを防ぎましょう。漢方では桂枝加苓朮附湯(ケイシカリョウジュツブトウ)や五積散(ゴシャクサン)などが冷えやしびれに即効性があります。

あせも(汗疹)

段落の本文...より後ろの文章をすべて選択して、『段落の本文』をコピペするあせもは汗疹ともよばれ、子供から大人まで真夏になると増えてくる皮膚トラブルです。汗はエクリン汗腺という管から出ますが、大汗をかいたままにしておくと、エクリン汗腺の出口がホコリやあかで詰まり、汗を排出できなくなります。その結果、汗がエクリン汗腺から表皮に漏れ出て炎症が起こり、発疹やかゆみが現れます。これがあせもです。かいた汗はできるだけこまめにふき取り、帰宅したら早めに入浴して皮膚を清潔に保ちましょう。また速乾性や通気性の良い下着を着用することも予防になります。桂枝加黄耆湯(ケイシカオウギトウ)、消風散(ショウフウサン)などが汗疹に効果的です。

虫刺され

夏場に外で活動をしていると虫刺されは日常的に起こりますが、最も怖いのがハチによる虫刺れです。アレルギー素因を持つ人の中でアナフィラキシーショックという即時型のアレルギー発作を起こし、時には命を落とすこともあるため恐れられています。その他にも蚊やブヨ、毛虫、ダニなど夏場は虫が繁殖する季節ですので、外出する時には皮膚を露出しない服装にして、虫除けスプレーなどを活用しましょう。刺された後は冷却したり、皮膚面を洗浄することで経過が軽くなります。掻きこわすと、とびひや、痒疹という難治の皮膚病に進行することもあるので、悪化する場合には医療機関に相談して下さい。



■ 熱中症 2020

マスクが手放せない今年の夏、熱中症へのリスクが高まっています。いつも以上の注意が必要です。気をつけるべきポイントをチェックしておきましょう。

熱中症

体は気温が上昇すると汗をかき、蒸発する時に体の熱を冷まします。体の中で作られる熱は血液によって運ばれ、気温が上がると血管が拡張して体内の熱を逃がします。このように私たちは体温を調節していますが、気温が高い状態が続くと大量の汗をかき体に必要な水分まで失い脱水状態になり熱中症を起こします。また、湿度が高いと汗が蒸発せず体の中にこもってしまい熱中症になります。

注意すべき熱中症のポイント

・熱中症を引きおこす原因
①環境 湿度の高い梅雨時期、気温の高い真夏。体が高い気温に慣れてない夏の初め。

②体  子供や高齢者。糖尿病や肥満、持病のある方。二日酔いや寝不足などの体調不良。

③行動 激しい運動。屋外での長時間の作業。水分を補給しにくい状況など。

・熱中症の予防
①水分補給 喉が渇いてなくても水分補給はまめに行いましょう。水だけではなくミネラル、特にナトリウムなども摂るようにします。スポーツ飲料や麦茶がおすすめ。味噌汁もよいでしょう。

②体温調節  服装で体温を調節し、帽子、日傘で直射日光を避けるようにしましょう。エアコンや保冷剤で冷やすことも有効です。

③情報 その日の気温や湿度、熱中症指数などのチェック。自分だけでなく家族に小さいお子さんや高齢者いる方はその方の体調も気にかけておきましょう。

考えられる色んな場面の熱中症

①スポーツ時 炎天下や体育館などの空調のない屋内でのスポーツは温度、湿度の高い日は危険です。こまめに休憩と水分補給をおこない、無理はしないようにしましょう。

②職場で 屋外での長時間の作業が続くような仕事は休憩時には体を冷やして、十分な水分、ミネラル補給を行ってください。日々の仕事の積み重ねから徐々に熱中症になることもあるので自分の体調には気をつけておきましょう。

③家の中で 火を使うキッチンやお風呂、クーラーのない部屋も危険です。特に睡眠時は知らない内に体の水分が蒸発しているので、寝る前に水分補給し、枕元にも水分を置いておきましょう。

マスクとの付き合いかた

マスクが手放せない生活が当たり前の社会になってきました。しかし、夏の気温や湿度が高いなかでの着用は熱中症の危険が高まります。屋外で人との十分な距離(2m以上)が確保できる場合はマスクを外すようにすすめられています。状況に応じてマスクの着脱を行いましょう。
 


■ 今月のおすすめ

資生堂ドゥーエ 日やけ止め

感染症予防に意識が行きがちですが日焼けにも注意が必要です。マスクが手放せないことから今年はマスク焼けに注意です。お化粧はしなくても日焼け止めはしっかり塗っておきましょう。資生堂ドゥーエはノンケミカルタイプもあるので肌の弱い方にも使っていただける日焼け止めになっています。

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8/16(日)~8/20(木)  休診