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河崎医院たより「あけび」2019年 7月 124号 特集『口内炎/夏の冷え性』

天の川が美しい七夕の7月です。これから猛暑の季節になりますね。今回のあけびは身近な口腔内の病気、口内炎を取り上げます。一緒に勉強しましょう。


■ 口内炎

【口内炎は身近で苦痛な疾患】。

口内炎は誰でもが一生に数回は経験する疾患で、頬の内側、舌、上あごなどの口腔内の粘膜に起こる炎症の総称です。口内炎の原因はさまざまで、ストレスや栄養不足などによる免疫力低下や、口の中を噛んでしまうなどの物理的刺激、ウイルスなどによる感染が考えられるほか、原因不明な場合も多くあります。また他の病気の一症状として口内炎が起こる場合や抗がん剤などの副作用として現れることもあるので注意が必要です。重症な疾患ではありませんが、口腔内は敏感な場所で痛みや違和感などが強い上に、決定的な治療法がないことも多く、悩ましい疾患でもあります。タイプ別に症状や対処法をみていきましょう。
 

(1)アフタ性口内炎

もっとも多くみられる口内炎です。原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、ビタミ不足などが考えられています。アフタ性口内炎では赤く縁取られた2~10mm程度の丸くて白い潰瘍が、ほお・唇の内側・舌・歯ぐきなどに発生します。普通は2週間以内には自然に消滅しますが、頻繁に発症する場合も珍しくありません。十分な睡眠やビタミン類の摂取などが推奨され、専用の軟膏や貼り薬などがあります。漢方では半夏瀉心湯(ハンゲシャッシントウ)が効果的で、水に溶かして直接塗っても即効性があります。ベーチェット病という疾患ではアフタ性口内炎が多発するのが特徴で繰り返し起こってきます。異常な口内炎は医療機関への受診が必要です。

(2)カタル性口内炎

入れ歯や矯正器具が接触したり、ほおの内側を噛んでしまったりしたとき、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる口内炎です。口の粘膜が赤く腫れたり水疱ができたりします。境界が不明瞭で、唾液の量が増えて口臭が発生したり、口の中が熱く感じたりすることもあります。うがいや歯磨きなどで口腔内を清潔に保ち、傷の部分には口内炎用の薬剤を塗布するか貼付するのが効果的です。

(3)ガンジダやヘルペス性口内炎

単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」は、主に唾液などの接触感染や飛沫感染によって感染します。またカビ(真菌)の一種であるカンジダ菌は、もともと口の中に存在する常在菌のひとつですが、免疫力が低下したりすると増殖し、「カンジダ性口内炎」を発症することがあります。どちらも医療機関と相談の上で、抗ウイルス薬や抗真菌薬を使用すると早く治癒します。うがいなどで口腔内を清潔に保つと共に、栄養の高い食事や睡眠などで免疫力を高めましょう。

(4)その他の口内炎

特定の食べ物や薬物、金属が刺激となってアレルギー反応を起こす「アレルギー性口内炎」では口腔外科などと相談の上で、専門的な対処が必要です。喫煙の習慣により口の中が長期間熱にさらされることにより起こる「ニコチン性口内炎」などもあります。ニコチン性口内炎の場合は、口の中の粘膜や舌に白斑ができ、がんに変化するおそれもあります。この場合は禁煙するしか解決策はありません。


■ 夏の冷え性

夏は気温が上がり暑い季節。どうして冷え性になるのでしょう?夏の冷えは意外と自分では気づかないもの。原因を探ってみましょう。

意外と体は冷えている

夏は疲れやすく、体がだるくなる方が少なくありません。足下や手先が冷たい、動かしづらい。足腰がだるい、むくみやすい。めまいや頭痛がするなどという症状がみられる方。体の冷えに原因があるかもしれません。


冷えの原因

エアコン:温度も湿度も上がる日本の夏はクーラーを使用する頻度が高くなります。自分で温度をコントロールできない職場やショッピングモールなどでは設定温度が低く、体が冷えやすい状態にあります。特に、オフィスでのデスクワークといった体を動かさない環境であればより冷えます。
女性は男性よりも冷えを感じやすいので男性が心地よい設定温度だとより冷たく感じるでしょう。

冷たい飲み物や食べ物:ジュースやビール、アイスクリームなど外気が上がると口あたありの良いひんやりした飲食物を口にしがちです。消化に良い温度は37度前後とされています。冷たい飲食物の取り過ぎは胃腸を冷やし、消化機能を低下させます。また、冷えた胃腸粘膜を元に戻すため熱が使われ、末端の手足の冷えにつながります。

服装:半袖、ノンスリーブや半パンなど手足を出す服装が多くなります。また、衣類の生地も薄くなり体を冷やす環境になります。

・筋肉量:筋肉は体の熱を作り出します。男性より筋肉の少ない女性は生産される熱量が少ないのでより冷えを感じやすくなります。


夏の冷え対策

・服装でカバー・・・カーディガンやストールなど調整できるアイテムを持ち歩く。職場などじっとしている時は膝掛けを使う(夏はバスタオルがおすすめ)。レッグウォーマーで足下の冷えをカバーする。

・しっかり入浴・・・シャワーだけで済まさずに湯船に浸かるようにする。目安は38~40度のぬるめのお湯に10分ほど。洗髪や体を洗ったり、休憩を入れながら合計10分になれば十分です。冷えだけでなく、体の疲れも取れやすく、睡眠もしやすくなります。

・筋肉量を増やす・・・食事や運動などで筋肉の量をキープやアップさせる。特に肉のタンパク質は体内への吸収率も高いので牛肉の赤身や鶏肉、夏野菜でビタミンもとるなど。麺類などあっさりしたものだけで済まさずにしっかりとした食事を心がけましょう。



■ 今月のおすすめ 

《natural sunny レッグウォーマー》

夏でも使用していただけるようシルク×コットンのレッグウォーマーをおすすめしています。シルク×コットンの素材はさらっとしていて、夏場に着けていても違和感もなく、むしろ快適に使用していただけると思います。クーラーで冷えている方、足が疲れやすい方、良く足がつる方に特におすすめします。昼間はもちろん、家着やパジャマが薄くなる時期、睡眠の時にも是非、使ってください。

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 ¥1,080(税込み)

7月 18日(木) 診察 17:50 まで
7月 20日(土) 診察 13:30 まで