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河崎医院たより「あけび」2018年9月 114号 特集『秋の七草/抜け毛の季節』

初秋の9月です。猛暑だった今年の夏も朝夕に涼しさを感じるようになりました。今回は万葉集にも詠まれる秋の風物詩秋の七草を薬草の面からご紹介しましょう。


■ 秋の七草

秋の七草を薬草の面からご紹介しましょう

秋の野原に咲く『秋の七草』、萩(ハギ)桔梗(キキョウ)葛(クズ)藤袴(フジバカマ)女郎花(オミナエシ)尾花(オバナ/ススキのこと)撫子(ナデシコ)といっても、よほど植物好きでないと姿形はご存じないかもしれません。秋の七草は可憐な花を鑑賞できるのが特徴です。しかし秋の七草の内、ハギ、ススキ以外は漢方薬としても使用される薬草でもあるのをご存じですか?その効用を一緒に勉強しましょう。

(1)キキョウ(桔梗)

キキョウ科の多年草です。漢方として使われるその根は華奢な花とは違って、かなりしっかりした大きさのものです。桔梗根は咳止め、袪痰、排膿、解毒作用などが強力にあり、カゼや扁桃腺炎、喘息、ニキビやオデキなどに大変効果があります。桔梗根が主薬となった漢方処方には桔梗湯、桔梗石膏、排膿散及湯などがあります。

(2)クズ(葛)

マメ科の多年草でツル状植物です。薬や食べ物になるのはその根茎で、秋~冬に掘りあげて粉末とし、それを水に浸しておくと白い葛根でん粉、いわゆる『クズ粉』が取れます。クズ粉には発汗、解熱、整腸、肩こりを緩和する働きなどがあり、生姜などを添えると初期のカゼは吹き飛びます。またほんのりした上品な甘さがあり、様々なお料理や、砂糖を足してお菓子としても重用されています。このクズの根を粉末にしないで、そのまま乾燥させると葛根(カッコン)という漢方薬となり、有名な葛根湯の主薬となっています。

(3)フジバカマ(藤袴)

蘭草とか佩蘭(ハイラン)と呼ばれるキク科の植物で、その地上部の草を乾燥させて薬草にします。乾燥させると強い香りが出て、夏の湿気による身体や胃腸の重だるさなどを取り、胃腸カゼの薬として使われます。また皮膚の痒みを取る入浴剤としても最適です。

(4)オミナエシ(女郎花)

オミナエシ科の多年草で、乾燥させた根茎が醤油の腐った臭いがすることから、敗醤(ハイショウ)と呼ばれる薬草となりました。解毒、排膿の効果があり、皮膚の化膿瘡や帯下などを治療する他、虫垂炎(腸癰)の要薬ともされ、抗生物質が登場する以前まではかなり重宝されていました。

(5)ナデシコ(撫子)

ナデシコ科の多年草で、花が咲く頃の全草を乾燥させると瞿麦(クバク)という漢方薬となります。利尿作用や止血作用があることから、主に膀胱炎の血尿や尿路結石などの尿路疾患に使われてきました。また民間薬としては浮腫を取ったり、月経不順を改善させるなどの効用が用いられています。


■ 抜け毛の季節

秋は抜け毛が増える季節というのはご存じですか?髪の毛について悩んでいる方は多いと思います。今回は抜け毛や頭皮の事について考えてみましょう。

抜け毛の季節

秋は抜け毛が増える季節と言われています。季節の変わり目は気温などの環境の変化が体に影響し、自律神経やホルモンバランスが乱れやすくなります。暑い夏に摂取した冷たい飲み物や食べ物は体の新陳代謝に悪影響を及ぼし頭皮への血行不良や髪の栄養状態悪くします。また、汗をかいたり、帽子の中で蒸れることも頭皮には良くありません。エアコンによる乾燥も影響します。

抜け毛の原因

遺伝もありますが、ホルモンの影響が大きく関与します。男性はテストステロンという男性ホルモンが大きく関係しています。女性の場合も男性ホルモンを持っているのでそれが原因となる事もありますが、閉経後の女性ホルモン(エストロゲン)の減少の影響が大きいと考えられます。また、妊娠、出産やピルの服用によるホルモンバランス乱れも脱毛・薄毛の原因になります。
その他、ストレスや食生活の乱れ、寝不足などの不規則な生活、髪染めや間違ったヘアケアのなども原因に挙げられます。

抜け毛・薄毛の対処法

・食事・睡眠・など生活環境の改善 ⇒ バランスのよい食事や十分な睡眠時間をとるなどしてストレスをためない生活を心がけましょう。

・抜け毛に良い食材 ⇒髪の素材となるタンパク質の摂取を心がけてください。特に女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが含まれる大豆(豆腐や納豆)がおすすめです。また、タンパク質と結びついて髪を作る亜鉛も重要です。牡蠣や赤みの牛肉、レバー、大豆、卵、チーズ、ごまなどに含まれます。ワカメひじきなどの海藻は多くのミネラルが含まれ、頭皮の血流を良くしてくれます。

・マッサージ ⇒ 頭皮を指の腹でマッサージしたり首周りや髪の生え際を温めることで頭皮の血流が改善されます。

・洗髪の仕方 ⇒ 洗髪の前にブラッシングをし、シャンプー前に湯でしっかり頭皮の汚れを取りましょう。シャンプーは手にとり泡立ててから使用します。爪を立てず指の腹でしっかり頭皮を洗います。すすぎ残しが無いように流し、タオルでしっかり拭き取ります。髪は濡れたまま放っておかずドライヤーで頭皮から乾かして行きましょう。

・シャンプーの見直し ⇒ 石けん系のシャンプーは洗浄力は強いですがリンスをする必要があります。アミノ酸系のシャンプーは洗浄力は落ちますが刺激が少なく頭皮に優しいのが特徴です。頭皮の乾燥や痒みのある方にもおすすめです。スカルプケアシャンプーも頭皮や育毛環境を重視して作られているのでよいでしょう。



■ 今月のおすすめ 

低刺激シャンプー

当院では2種類の低刺激のシャンプーをご用意してあります。「エレヴ」ナチュラルシャンプーは海藻エキスやアミノ酸が配合されており頭皮に優しく、髪の毛にコシを与え乾燥も防ぎます。「資生堂ドューエ」のシャンプーも泡立ちが良く、頭皮の潤いを保ちながら、汚れをしっかり取ってくれるシャンプーです。どちらも頭皮の痒みや乾燥が気になる方、アレルギーのある方にもおすすめしています。

natural shampo.jpg

「エレヴ」ナチュラルシャンプー
500ml¥1,500

「資生堂ドューエ」のシャンプー
350ml¥1,500

9月は診察時間の変更はありません

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