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河崎医院たより「あけび」2018年12月 117号 特集『デリケートゾーンにご注意/デリケートゾーンのセラピー 』

年の瀬の12月を迎えました。忘年会やクリスマスなどイベントが多く、多忙な時期ですね。今回のあけびは女性の秘かな悩み『デリケートゾーンにご注意』をお届けします。

■ デリケートゾーンにご注意

デリケートゾーンにご注意

デリケートゾーンとは女性の陰部のことです。若い世代の女性は月経周期に応じて、おりものなどの分泌物が増減します。月経から排卵までは卵胞ホルモンの影響で分泌量が多く、排卵から月経までは黄体ホルモンの働きで分泌量が減少します。分泌量が少ない時期には細菌やガンジダ感染などをおこしやすくなりますし、月経のナプキンなどでかぶれたりすると痒みの原因となります。また常に衣服で覆われている場所なので、蒸れやすく、発汗も重なると臭いが気になるという訴えも多く見られます。一方閉経後は女性ホルモンが減少することでデリケートゾーンは乾燥して、弾力が低下していきます。おりものは急激に減少しますので、むしろおりものが増加したり、着色している,臭いがある、血が混じるなどの場合には細菌感染だけでなく、婦人科疾患などの病気を疑う必要があります。

デリケートゾーンケアを見直しましょう。

デリケートゾーンは清潔にするべきですが、強すぎる石けんを使うと、酸性が弱まり粘膜を保護する常在菌まで殺してしまう可能性があるので、シャワーでそっと流すか、泡だけ軽くつけて指先で優しく洗浄するようにしてください。特に膣内は石けんなどで洗わないことが大切です。においが気になる方は、動物性の脂肪やスナック菓子などは避け、新鮮な野菜や食物繊維の多い根菜類を増やすことでやわらぎます。また大豆やネバネバした山芋などの女性ホルモンを調整する働きがある野菜などを食べることもお勧めです。
洗浄の後に大事なのが保湿です。更年期後女性のデリケートゾーンの炎症は、女性ホルモン減少による乾燥が大きな原因のひとつです。外陰部も他のお肌と同じで、適度な潤いをキープすることが大切なのです。外陰部の表面に化粧水や美容液、アロマキャリアオイルなどをほん少量使うだけで保湿ができます。膣の中は塗らないでください。日本人にはあまり馴染みのない習慣かもわかりませんが、若い人から老人まで、デリケートゾーンの保湿は大切なことです。試みると心地よさに目覚めると思います。
おりものの異常は月経年齢には多い訴えです。ガンジダ膣炎や性感染症などの場合もありますが、原因が不明のことも多くみられます。冷え性女性でも尿失禁かと間違う位におりものが出ることがあり、こんな時に漢方の真武湯(シンブトウ)苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)などで効果があります。また更年期以降の年代でも粘調で色が濃いおりものが出る女性は竜胆瀉肝湯(リュウタンシャカントウ)で改善することもよく経験します。この漢方はデリケートゾーンの蒸れた痒みにも効果があり、夏場の湿疹などにも効果的ですよ。
デリケートゾーンケアをしていると不思議なことに頻尿が改善したり、下の冷えが良くなったりといった副産物がついてくることも珍しくありません。この機会に是非デリケートゾーンケアを見直しましょう。


■ デリケートゾーンのセラピー

デリケートゾーンの話は隠してしまいがちです。少しでも悩みの解決のきっかけになれば!しかし、デリケートな部分なので自分ひとりで解決しようとせず異変があるときは専門医を受診しましょう。

デリケートゾーンの悩み

女性・・・痒み、におい、黒ずみ、おりもの、月経痛、膣カンジダ、出産時や出産後の子宮や膣の収縮、子宮脱、尿漏れ、排尿障害、便秘、痔など。
男性・・・痒みやにおい、排尿障害、ED、前立腺疾患、痔など。

様々なセラピー

インドのアーユルヴェーダでは、鼻や口、耳などの体の穴をケアする事が重要とされています。もちろん陰部の膣や肛門のケアも大切で潤いを保つことが美や健康に繋がると考えられています。
韓国ではヨモギ蒸しが有名です。皆さんも旅行に行かれた時に体験したことがあるのではないでしょうか。ヨモギを煮立てた蒸気を専用のマントを覆っていすに座り陰部から全身に蒸気を浴びます。ヨモギの薬理成分をのある蒸気で陰部を温めることで冷えや生理痛、痔、便秘などに効果があると言われています。また、膣に潤いを与え痒みや不快感を緩和すると言われています。
日本の東洋医学においては陰部をとおる経絡があります。これはツボが並ぶ経路で陰部にも経穴(つぼ)があります。この経穴に直接、鍼や灸をするのは困難ですがこの経絡を使うことは良くあります。

デリケートゾーンのつぼ

陰部を通る任脈と督脈という経絡があります。任脈は膣にある「会陰」というツボから始まり、体の前面、おへそ、胸の中心を上にあがり唇で終わります。督脈は肛門にある「長強」というツボから始まりおしりから背中の中心を上がり首、頭頂から顔に降りて鼻、唇で終わります。このようにこの2つの経絡は体全身を巡っているので生殖器、腹部や消化器の疾患、腰や背中、首の痛み、、目や鼻など顔まで様々な悩みに影響します。また背中の中心を走る自律神経にも影響しています。デリケートゾーンを刺激することでホルモンバランスや血行促進だけでなく気持ちを落ち着かせたりすることも期待できます。

ケアと効果

《血行促進(冷え、顔のくすみ)、自律神経の調整(イライラの軽減・リラックス効果、質の良い睡眠)、ホルモンバランスの調整(月経痛、月経時のうつ)》

・清潔を保つ ⇒ においや痒みの改善の為、清潔にするのは大切ですが石けんで優しく洗いましょう。刺激の強いボディーソープでゴシゴシはよくありません。

・膣のマッサージ ⇒ オイルを使って優しくマッサージする事で膣の潤いキープしましょう。膣の周りになでるようにするだけもOK。慣れない方はおりものシートやナプキンにオイルを置き、その上から行ってみてください。ホホバオイルなど植物油を使用し、ベビーオイルは使用しないでください。

・膣の温め ⇒ 最近はヨモギ蒸しシートと言ったナプキン型の低い温度のカイロが市販されています。普通のカイロは低温やけどに気をつけ下腹部やおしりを温めるようにしましょう。


■ 今月のおすすめ

ブルガリアローズウォーター

ローズは香りも高く、美白効果や収斂作用による肌のはりや艶、保湿効果による潤いなど美容効果が期待できます。高貴な香りは心も温かく落ち着かせてくれます。女性には是非、おすすめの1本です。化粧水としてお顔はもちろん、全身や髪にも使えます。

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200ml ¥2700

年末年始のお休みは 12/30(日)~ 1/4(金)
年始の診察は 1月5日(土)から

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