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河崎医院たより「あけび」2018年1月 106号 特集『慢性腎臓病/冷え生活を見直そう』

戊戌(つちのえ・いぬ)2018年がスタートしました。今年も皆さまにとって平安な1年でありますことを祈念しております。今回と次号で「慢性腎臓病」を取り上げます。


■ 慢性腎臓病

慢性腎臓病は新たな国民病

慢性腎臓病(CKD)とは1つの病気の名前ではなく、腎臓の働きが徐々に低下していく病気の総称です。患者さんは1000万人以上、なんと20歳以上の成人の8人に1人いると考えられ、新たな国民病ともいわれています。腎臓はソラマメのような形をした臓器で、背中側の腰の少し上に、左右1ケずつあります。主な働きは血液から老廃物を濾過して尿を生成して排出し、体内の水分量や電解質の濃度を一定に保つことにあります。また腎臓から作られるホルモンの働きで血圧を調整したり、骨髄が赤血球を作る機能をコントロールしたり、ビタミンDを活性化して骨を作るなど様々な役割を担っています。こられの腎臓の働きが大きく低下すると体内の環境を一定に保つことができなくなり、やがては人工透析が必要となってきます。腎臓病を引き起こす疾患には色々あります。免疫異常などからおこる慢性子宮体腎炎は代表的なものです。しかしこのような腎臓自身の病気だけではなく、糖尿病、高血圧、脂質異常症をはじめとした生活習慣病や喫煙、加齢などから腎障害が引き起こされCKDに至るケースが急増しています。透析患者は毎年5000人ずつ増加しており、その内訳は糖尿病性腎炎が40%、高血圧性腎硬化症を加えると半数以上となり、腎臓自身の疾患である糸球体腎炎20%を大きく上回っています。
腎臓は沈黙の臓器とも呼ばれ、相当進行するまで自覚症状はありません。夜間頻尿、貧血、倦怠感、浮腫、息切れなどの症状が現れてくる頃には、既に腎機能は8割以上失われているということも少なくありません。体調の変化に気をつけているだけでは、早期発見は難しいのがこの病気の特徴です。早期発見のためには検尿で尿蛋白や潜血反応の有無を検査したり、腎機能の指標であるクレアチニンやeGFR(糸球体濾過量)などを定期的な検診で確認していくことが大切です。
 

慢性腎臓病は心臓疾患をも引き起こす。

慢性腎臓病(CKD)は心臓病を引き起こす危険もあります。CKDが血圧を上昇させたり、血管にダメージを与えるため、心血管疾患の発症リスクを高め、腎機能が低下するに比例して心血管疾患の発症リスクも高くなることが判明しています。このような心臓と腎臓の関係は「心腎連関」とよばれて最近大きな注目を集めています。
糖尿病や高血圧などは動脈硬化を進行させて、腎臓障害だけなく、心血管障害による心筋梗塞や狭心症、また脳血管障害による脳卒中などを引き起こす原因となります。CKDのある人は透析療法を開始する以前に、心臓疾患や脳卒中で亡くなるほうが多いということも統計的に分かっています。CKDを早期発見して治療をはじめることは透析導入を遅らせるだけではなく、心臓や脳の動脈硬化性疾患の発症リスクを減らすことにもなり、寿命を伸ばす大変重要な鍵ともなっているのです。


■ 冷え生活を見直そう

今年の冬は特に冷え込みが厳しいですね。毎年、冷えで悩んでいる方は少なくありません。また、自分が冷え性と気づいてない方も。冷えの原因や症状をみていきましょう。

冷えをもたらす生活スタイル

現代は冷房のお陰で暑い夏でも涼しく過ごせ、冷蔵・冷凍庫があるのでアイスクリームなどの冷たい物がいつでも食べることができます。また、季節に関係なくトマトやキュウリなどの夏野菜を手に入れることができます。煮物などより簡単に作れるサラダやパンといった献立になったり、特に若い女性は果物や乳製品を好む傾向にあるように思います。ご飯やお味噌汁、冬には旬である大根や芋などの根菜類の煮物をとっていた昔の生活に比べて断然冷えをもたらす生活に変化していると思われます。
また、ストレスを受けやすい現代ではストレスが原因になることもあります。私たちの体温は脳の視床下部で調整していますが、ストレスで自律神経が乱れるとこの調節がうまくいかなくなり冷え症状が悪化することがあるのです。


冷えは万病のもと

冷えは肩こりや腰痛、頭痛などをもたらします。また、内臓の働きも悪くなるので消化吸収が悪くなったり、便秘や下痢を起こしたりします。こういった症状は倦怠感をもたらすだけではなく、イライラや落ち込みと行った精神的な症状が現れることもあります。冷えると血行も悪くなるのでくすみや乾燥が肌に表れ美容にも影響します。


冷えの症状を自覚しましょう。

自分は冷え症ではないと思っていても冷えている方も多くいます。体を温めると体調が良くなったり、お風呂に入ると尿意を催し、むくみやだるさが改善される。カイロを離せない。重ね着をよくする。冬になると寝つきが悪いなども冷えがもたらす症状です。


■ 今月のおすすめ

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1月は診察時間の変更はありません

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