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河崎医院たより「あけび」2017年7月 100号 特集『熱中症/熱中症の注意点』

海開き、山開きの7月です。今回であけびは100号を迎えます。8年間途絶えることなく毎月お送りしてきました。今回は真夏の大問題「熱中症」をとりあげます。

■ 熱中症

熱中症の症状を知って、適切な対策をしましょう

梅雨の蒸し暑さが出てくる頃から熱中症が増加してきます。この時期はまだ暑さに身体が慣れてない上、湿気が高くて体温調節がうまく働かないためです。熱中症の症状は多様で、大量の発汗、頭痛、めまいなどの軽度な症状から高熱、意識消失、ケイレンといった重症な病態まで様々あります。しかし軽症から重症に進行していくわけですから、できるだけ早い時期に気が付いて手当をすることが大切です。
熱中症の最初は暑さで体温が上昇し、発汗が大量に出て、脱水ぎみになると共に、体液の中の電解質も失われて、細胞がスムーズに活動できなくなります。この時点ではめまいや立ちくらみ、気分不良などの症状が現れ、水分だけ補給すると相対的な塩分不足になって筋肉ケイレンが起こってきます。この程度なら涼しい所で休ませて、身体を冷やし、水分や塩分を補給すると回復することがほとんどです。しかし発汗がさらに続くと体液は大きく失われて疲労感、頭痛、吐き気、虚脱感など、普段と全く違う様子になりますので、医療機関を早めに受診する方が安全です。意識障害、発熱、ケイレンなどが起こってくると命の危険が迫っている状態かもわかりませんので、早急に救急搬送をして下さい。
 

熱中症の予防

熱中症は高齢者や子供では屋内でも起こってくることが、最近問題になっています。高齢者は体内の水分量や体温調節機能が低下し、容易に脱水を起こしやすいことや、暑さを不快に感じる感受性が鈍く、暑さ対策が遅れることなどが原因です。一方子供は体内に水分が成人より多いため、体液異常の影響がより大きく出てくる上に、体温調節機構が未成熟で、暑くても発汗が少なく、体内に熱がこもりがちです。その他糖尿病などの生活習慣病がある人も熱中症を起こしやすいと言われていますので、屋内に居ても注意が必要です。
熱中症予防には塩分を含んだ水分をこまめに補給することが大切です。夏場ではどの年代でも1日500~1000CC程度の飲水が推奨されています。また自宅の風通しを良くして、エアコンを適度に使うことが大切です。その上で通気性の良いインナーや上着を着るようにして下さい。太い血管が通る首筋には直射日光が当たらないように衣服をつけましょう。
東洋医学では夏の身体を潤すためには、スイカや梨、スモモ、ライチなどの夏の果物を食べることをすすめています。また瓜類やナスビなどの夏野菜には身体を冷やして、潤す働きがありますので、積極的に取りましょう。ハスの葉は蓮葉(れんよう)と呼ばれる漢方薬で暑熱という夏の暑さを涼すると共に、気分を落ち着け安眠させる働きがありますから健康茶として、日々飲むことをお勧めします。漢方薬では白虎加人参湯(びゃこかにんじんとう)や生脈散(しょうみゃくさん)という体を冷やしたり、潤したりする薬を、外出前に飲んでおくことも予防になります。

 

■ 熱中症の注意点

近年、熱中症になる方が増えています。気をつけるべきことをもう一度確認しておきましょう。特に子供と高齢者にも注意が必要です。家族やまわりの人たちも気をつけて行動しましょう。

熱中症の緊急対処法

・熱中症の症状があるか(めまい・大量の発汗・頭痛・倦怠感・吐き気)

・意識があるか・・・なければ即救急車
意識があればすぐに涼しい場所に移動し体を冷やす(頭、首やわきの下、股関節などを冷やす)

・自力で水分がとれるか・・・取れなければ医療機関へ
水分が取れるうようであれば水やスポーツ飲料などを飲ませる(むせて窒息するか可能性もあるので無理やりには飲ませない)

・その後の症状確認・・・状態に変化がみられなければ医療機関へ連絡
症状がよくなってきたら安静にして様子をみましょう。                                        

熱中症の起こりやすい時期

真夏の気温が高い時・・・日中はもちろん熱帯夜が続くと寝ている間も汗をかき熱中症を起こします。

梅雨や夏の初め・・・それほど気温が高くない時期、急に晴れると気温が上がり、体が暑さについていけずに熱中症をおこします。

熱中症に特に注意すべき人たち

・高齢者  ・子ども  ・運動部の1年生  ・肥満傾向の人や体力、持久力の低い人 ・持病のある人

こどもの熱中症(脱水)になりやすい理由

子どもは大人に比べ体の水分量が多く、特に喪失がはやい細胞外液が多いため脱水になりやすいうえに、汗以外に皮膚や呼吸からも水分が失われる量も多いのでしっかり水分をととらなければなりません。まだ話せない新生児や乳児は喉が乾いていることが伝えられないので危険です。

高齢者の熱中症(脱水)になりやすい理由

年齢と共に、水分や食事量が減少すると当然口から摂取できる水分量は減ります。それにより体の中で一番水分を保つ筋肉量も減ることで体全身の水分も減少しています。また、トイレは行きたくないとう理由で水分を取らなかったり、逆に利尿作用のある薬を服用している方も少なくありません。喉の渇きに気づきにくく、水分摂取が遅れることもあります。

子供や高齢者に注意すべき点

子どもや高齢者は自身の症状が自覚できにくいことや自分の意志で伝えられないことがあります。水分を横に置いておく、クーラーを使って温度調節をする、食事量や睡眠時間など周りの方々は常に注意してみてあげましょう。水分は水だけではなく、ナトリウム(塩)と糖分の入った経口補水液やスポーツ飲料をとるようにしましょう。

 

■ 今月のおすすめ

ちょっぴり大人のしょうが湯

夏にしょうが湯?と思われるかもしれません。しかし夏の食欲のない時や胃部の不快感がある時などすっきり解消させてくれます。また高麗人参や葛も入っているので滋養強壮、夏バテにも最適です。ヨーグルトや牛乳、豆乳に入れても美味しくいただけるのでお試しください。    

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¥860 税抜)

7月15日(土)  13時30分まで

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