河崎医院たより 「あけび」

ホーム > 河崎医院たより 「あけび」 > 河崎医院たより「あけび」2017年6月 99号 特集『甲状腺の病気/紫外線の知識』

河崎医院たより「あけび」2017年6月 99号 特集『甲状腺の病気/紫外線の知識』

梅雨の季節6月です。夏至も近くなり、1年で最も日照時間が長くなる頃、雨に敗けずに屋外で活動しましょう。今回は女性に多い「甲状腺の病気」をとりあげます。

■ 甲状腺の病気

女性に多い甲状腺の病気

甲状腺はのど仏の下にある蝶が羽を広げたような形をしている内分泌器官で、甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺ホルモンは新陳代謝を活発にし、交感神経や成長にも作用する「元気の源」ともいえる作用を発揮します。通常、甲状腺ホルモンは脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンによって、血中の濃度を一定に保たれていますが、そのバランスが崩れるとバセドウ病や橋本病が起こってきます。
甲状腺疾患には形が肥大するびまん性甲状腺腫大、しこりができる結節性甲状腺腫があります。一方、機能の異常にはホルモンの分泌が過剰になる甲状腺機能亢進症、ホルモンの分泌が低下する甲状腺機能低下症があります。前者の代表がバセドウ病で、後者の代表が橋本病です。どちらも圧倒的に女性に多い疾患として有名です。これらの病気は適切な治療をすれば健康な人と変わらない生活ができますし、姙娠や出産も可能です。まずは両方の疾患を勉強しましょう。
 

バセドウ病と橋本病

・バセドウ病
甲状腺機能が過剰に活性化する甲状腺機能亢進症の一つで自己免疫疾患とされ、新陳代謝が活発になる結果として動悸、発汗、震戦などが出やすく、疲れやすい、眼球突出などの症状も特徴です。抗甲状腺薬という過剰なホルモン産生を抑制する薬を飲むことが一般的で、約8割の方に効果があり、きちんと服用すればその内半数は薬が不要になります。しかしそれでもコントロールできなかったり、薬の副作用がある場合にはアイソトープ治療や外科的に甲状腺を摘出する方法もあります。甲状腺機能が亢進しているとハイペースになりやすいため、生活リズムが崩れやすいといわれています。規則正しい生活や睡眠時間の確保を心がけて下さい。また激しい運動、強い痛みや恐怖感、ストレスを避けることが必要です。バセドウ病は喫煙で悪化することがあるので併せて注意して下さい。

・橋本病
甲状腺に慢性の炎症が起こる病気で、これも自己免疫疾患の一つです。成人女性の10~20人に1人の割合で起こるほど頻度が高い疾患でもあります。炎症が軽い間は返って甲状腺ホルモンが過剰に分泌されますが、炎症が進むにつれて低下してきます。代謝が低下するために、冷え症、体重増加、むくみ、乾燥肌、無気力などの症状が現れます。また甲状腺が腫大してくることも少くありません。とはいっても治療が必要になるのは橋本病の3割程度で、甲状腺ホルモン分泌に異常がなければ定期的な経過観察をすることになります。ホルモンの低下がある場合には甲状腺ホルモンを薬で補充しますが、慢性疾患ですので服用は一生継続する必要があります。この疾患の方はヨウ素の含有が多い海藻類の過剰摂取を控えることが大切ですが、コンブ出しなどの日常的な量の摂取は問題ありません。

 

■ 紫外線の知識

これから夏に向けて紫外線により一層の注意が必要です。正しい紫外線についての知識をもち、今年の夏の紫外線予防に役立てていただけたらと思います。

紫外線とは

太陽の光には目に見える可視光線と見えない赤外線、紫外線などががあります。その中で最も波長の短いものが紫外線です。紫外線はA波とB波の二種類があり。A波は皮膚の深いところの真皮まで到達し、細胞を傷つけ皮膚の黒化や弾力を失わせシミやしわの原因になります。B波は皮膚表面で反応し赤く炎症を起こします。長時間、屋外にいるとみられる赤くなる日焼けはB波のしわざです。

紫外線の多い季節と時間

紫外線は太陽の光の中にあるので年中降り注いでいます。特に紫外線の量が増えるのが5~8月になります。5月頃は気候も穏やかで油断しがちですが夏と同じくらいの紫外線量があるので注意しましょう。また、一日を通しては午前10時~午後2時頃が最も多く、一日の半分以上の紫外線量があります。この時間帯に外で作業する時はしっかり紫外線対策を行いましょう。

紫外線は曇りでも注意

雨の日や曇りの日にも紫外線はあります。太陽が陰っているくらいの曇りなら晴れてる日とほぼ変わらないくらいの80~90%の紫外線量があります。また完全に曇っていても約60%、雨の日でも約30%ほどの紫外線があると言われています。また地面からの反射光や大気中で散乱光などもあり色々な所から紫外線はとんできています。

紫外線の役割

紫外線にもいろんな役割があります。紫外線を浴びることで体内でのビタミンDが生成されます。ビタミンDはカルシウムを体内に取り込むのに必要なビタミンで骨や歯の生成や強化に役立ちます。また布団や衣類など外に干すのは紫外線に殺菌効果があるからです。まな板やふきんなどの調理器具の消毒にも役立ちます。その他にも体内時計を整えたり、血行促進や新陳代謝を高めたり、皮膚の抵抗力を高めたりという効果をもたらします。

紫外線の注意

紫外線量は年々増加しています。赤くなるくらいの日焼けだけなく、やけどほどの炎症を起こすとこもあります。また、長期にわたり蓄積することでシミやしわの原因になります。今までより注意してしっかり予防しましょう。

・紫外線量の多い時間体の外出は避ける。
・帽子や日傘、上着を活用する。
・目の角膜を守るためにはサングラスも重要。
・自分に合った日焼け止めをこまめに塗る。(肌の弱い方は紫外線散乱剤の入ってるものを選ぶ。)
・果物や野菜からビタミンCをたっぷりとり、体内に蓄積しないようにする。

■ 今月のおすすめ 

《日焼け止め(ドゥーエ)》

資生堂から出ている医療用の肌にやさしい低刺激化粧品のシリーズです紫外線吸収剤と紫外線散乱剤により紫外線からしっかり肌を守ってくれます。また、赤ちゃんから使えるより肌にやさしい日焼け止め乳液もご用意してあります。 

pd_img_sunscreen50.jpgのサムネール画像

40g
¥2,200(税抜)

6月3日(土)  休診
6月10日(土)  13時30分まで

  • 河崎医院 附属淡路東洋医学研究所
  • ごあいさつ
  • 診療内容・診察時間
  • 医師紹介
  • アクセス
  • 河崎医院たより あけび
  • 東洋医学について
  • 鍼灸/アロマ
  • リンク集

河崎医院たより あけび

河崎医院
附属淡路東洋医学研究所

〒656-0428
兵庫県南あわじ市榎列掃守22-5
【TEL】0799-42-2020

アクセスはこちら

ページの先頭へ