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河崎医院たより「あけび」2017年4月 97号 特集『脂質異常症Ⅱ・内臓脂肪/食養生(春)』

新生活がスタートする季節4月です。桜や桃など春爛漫の頃ですね。今回のあけびは前回に続いて「脂質異常症Ⅱ・内臓脂肪」を特集します。


 

■ 脂質異常症Ⅱ・内臓脂肪

内臓脂肪型肥満はメタボリックドミノの元凶

内臓脂肪とは肝臓や胃などの臓器の周辺にたまる脂肪のことで、多くの脂肪細胞から構成されます。昔からいわれる太鼓腹は内臓脂肪が腹部に沈着した肥満のことです。脂肪細胞は余分なエネルギーを脂肪としてため込む働きがあります。内臓脂肪型肥満の人は脂肪細胞が通常の2~3倍に肥大化し脂肪細胞自体が太っていくので、お臍周囲が1cm増えると内臓脂肪は1kg増加することになります。肥大化した脂肪細胞からは悪玉物質が沢山分泌され、脂質異常症、高血圧、糖尿病を招きやすくなります。このように内臓脂肪型肥満は様々な生活習慣病の根本原因になります。内臓脂肪が増えることで起こってくる脂質異常症は特に血中HDLコレステロールの減少と中性脂肪の増加を引き起こします。このように内臓脂肪があるとドミノ倒しのように生活習慣病が発症し、ついには様々な動脈硬化性疾患が起こってくることから「メタボリックドミノ」とよばれます。

メタボリックシンドローム解決の早道は糖質制限ダイエット

内臓肥満に起因するさまざまな生活習慣病を最近ではメタボリックシンドロームと呼ばれます。メタボリック症候群の診断基準が2005年4月に作られました。まず臍周囲の腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の場合を内臓型肥満とし、その上で下記3つの症状のうち2つ以上該当した場合、メタボリック症候群と診断されます。

1.中性脂肪150mg/dl以上、HDLコレステロール40mg/dl未満のいずれかまたは両方
2.血圧が上で130mmHg以上、下で85mmHg以上のいずれかまたは両方
3.空腹時血糖が110mg/dl以上

最近では職場検診や公機関の検診もメタボリックシンドロームを発見するために項目が設定されています。検診結果で自身がメタボの範疇に入っていれば、今後冠動脈疾患や脳卒中による死亡リスクが、それらが無い人の3~5倍以上に高まることを胆に銘じて下さい。
このようなメタボリックシンドロームの解決策の早道は減量です。その方法の中でも最近注目を浴びているのが「糖質制限ダイエット」です。糖質制限食は主食であるご飯、パン類、麺類などの炭水化物や甘いお菓子、飲料水、果物などを制限する食事方法で、その代わりに蛋白質や脂肪はかなり多めに摂取してもよいという考え方です。そうすると一日の摂取カロリーは脂肪が中心となり、糖分はそれに次ぎます。血糖は炭水化物摂取後に即時に上昇しますが、脂肪や蛋白質を摂取しても上昇しません。ですから炭水化物だけを大きく減らせば、急激な食後の血糖上昇がなく、インシュリンの追加分泌が少なくなり、肝臓でアミノ酸などから糖新生が行われ、それによってエネルギー消耗が大きくなって、痩せやすい身体になることができます。同時にHDLコレステロールを増加させ中性脂肪も減らすので、メタボ対策としては最も優れた方法です。詳しくは当院にお問い合わせ下さい。

 

■ 食養生(春)

今月は春の養生法を紹介したいと思います。春は一日ごとに気温が大きく変化する時。そして、新学期や就職、引っ越しなど生活にも変化がある方が多い時期です。東洋医学的に春はどんな季節なのでしょう。春に気をつけたい事などみていきましょう。

春と肝

五行では春は「木(もく)」。臓器においては「肝・胆」に当たります。冬の間、眠っていたものが動き出し、木々がのびのびと成長する季節です。私たちの体も肝の働きによって気・血が隅々まで行きわたり新陳代謝が活発になります。体中から要らないものを出そうとするデトックスの時期になり体の奥に眠っていた症状が出てくるかもしれません。外で体を動かすなどして上手に発散することが大切です。

『肝』の働き

「肝」は全身への気・血の流れを調整するところです。また、精神的な感情をコントロールするところでもあります。温度変化や生活の変化などのストレスによってこれらの流れが滞りると、めまいや肩こり、不安やイライラといった情緒不安定な症状がみられます。五月病は春と肝との関係から現れる症状なんです。「肝」は目や筋肉なども関係しているので、目のかすみや充血、筋肉のしびれが表れることもあります。風の強いこの季節はその影響も受けやすく、風邪やアレルギー症状も起こしやすいので気をつけましょう。

食養生

「肝」は血を貯蔵し、気と共に全身のを調整するところ。「肝」の働きが活発になりすぎて新陳代謝が上がると、気が上昇し頭痛やイライラ、怒りがみられます。これらは酸味のある食材で押さえます。逆に「肝」の気が不足になると不安や不眠、うつ症状が表れます。この時は血を補う食材をとることが大切です。また、風邪の影響も受けやすく精神的に不安定な時は香りのある野菜が有効です。

 

肝を強くする食材

・肝の気の上昇を抑える食材・・・セロリ、フキ、いよかん、八朔などみかん類、梅

・肝の血を補う食材・・・あさり、ハマグリなど貝類、鰆、ブルーベリー、棗、くこの実

・風邪や精神安定に有効な食材・・・春菊、セリ、ミント、しょうが、ネギ

 

■ 今月のおすすめ

精油・ティイトリー

花粉症や風邪症状にお困りの方は多いのでは?お勧めは何度も登場しているティートリー精油です。菌やウイルスを撃退する力は強く、呼吸器の粘膜の炎症を抑え、鼻水や喉痛といった症状を和らげます。安全性が高いのでうがい薬としても使用できますし、免疫力を上げ、抵抗力もあげてくれます。詳しい使い方は説明させていただきますのでぜひ一度お試しください。

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¥1620(税込)

4月は診察時間の変更はありません
GWの休診日はカレンダー通り

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