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河崎医院たより「あけび」2017年3月 96号 特集『脂質異常症Ⅰ/動脈硬化に影響する食事と運動』

旅立ちの季節3月です。卒業や仕事の移動など、様々な別れがあります。次のステージに向って元気に歩んで行きたいですね。今回と次回のあけびは「脂質異常症」を特集します。


 

■ 脂質異常症Ⅰ

それぞれのコレステロールの特徴を知りましょう

コレステロールは体に存在する油(脂質)の一つで、ホルモンや細胞膜などの材料になる体の重要な成分です。体内のコレステロールは食材から摂取される分もありますが、多くは肝臓で作られ血流に乗って全身の組織に運ばれます。ただコレステロールはそのままでは血液に溶け込めないので、主にLDLとHDLの2つの粒子に含まれて血液中を流れていきます。血液中のコレステロールの値は血液検査で知ることができます。それぞれのコレステロールの特徴を知りましょう。

LDLコレステロール:本来は肝臓のコレステロールを血中に運ぶ働きを担うが、増加すると血管壁の中に入り込み、固まってこぶのようになり動脈硬化が促進され、そこに血栓が詰まると重篤な病気を引き起こすので悪玉コレステロールとよばれる。

HDLコレステロール:血管壁にたまったコレステロールを回収して肝臓に戻し、動脈硬化を阻止する働きがあるので善玉コレステロールとよばれる。しかし低いと返って動脈硬化が進んでしまう危険がある。

中性脂肪:活動のエネルギー源の一つであり、中性脂肪を蓄えた脂肪細胞は衝撃から内臓を守るクッション役や、寒さや暑さから身を守る断熱材などの役割がある。しかし過剰になると、血管の健康が損なわれる。
 

脂質異常症が引き起こす動脈硬化とは

血液中に中性脂肪が過剰に増加するとLDLは通常よりも小型化したものが多くなり、血管壁に入り込みやすく、動脈硬化を一層推し進めるので、これを超悪玉コレステロールとよんでいます。また中性脂肪が増加するとHDLは減って血管壁にたまったコレステロールが回収されにくくなるため、動脈硬化が進行します。このように3つのコレステロールは関係しあいながら身体に影響してくるので、数値と共に三者のバランスも大切です。
動脈硬化が進行すると様々な血管病変が起こってきます。脳の血管が詰まると脳梗塞、心臓の冠動脈で血流不全になると狭心症になり、それが一層悪化すると心筋梗塞を引き起こします。特にLDLコレステロールは冠動脈疾患を引き起こす危険因子とされています。その他に末梢の動脉が閉塞する閉塞性動脈硬化症や大動脈瘤の発症にも関係します。
LDLコレステロールは個人の体質や、女性ホルモンが減少する閉経後の女性、肉の脂身などの飽和脂肪酸の過剰な摂取でも増えます。中性脂肪は糖質(炭水化物や甘い間食など)の過剰摂取や運動不足、肥満やアルコールの多飲で増加します。また脂質異常症に糖尿病、高血圧、慢性腎臓病が合併すると血管の動脈硬化の進展は一層早く、深刻化するので注意が必要です。その他、喫煙者は非喫煙者より血管障害発症リスクは2~4倍に高くなりますが、禁煙するとすぐにその効果が出てきます。動脈硬化が心配なら禁煙をお勧めします。

 

■ 動脈硬化に影響する食事と運動

食べ過ぎはもちろんコレステロール値や中性脂肪を増やします。どんなことに気をつけて食材選びをすればいいのでしょう。また、どんな運動がよいか紹介します。生活習慣を見直すことは色んなことを気づかせてくれます。

生活習慣を見直してみましょう

毎日の生活は気づけば自分に甘えてしまいがちです。食事やおやつを取りすぎていたり、運動を怠っていたりということはありませんか。毎日の食事量や食事時間、運動量、睡眠時間などいちど見直してみましょう。ダメだなと思いながらやってしまうことも多あるはずです。ちょっとしたことからでも改善していきましょう。規則正しい生活はダイエットになり、脂質異常の治療や予防につながっていきます。

運動しよう!

肥満や血圧、血糖値を下げるために運動することは大切です。習慣づけるまでは無理なくできる範囲で長く続けることを目的に始めましょう。一日の運動の目安は30分のウォーキング。始めは10分からでも構いません。少しづつ伸ばしていきましょう。毎日の運動は無理でも最低週3回を目標に行いましょう。

影響のある食材

・飽和脂肪酸・不飽和脂肪酸・・・肉の脂肪は飽和脂肪酸という常温で溶けにくい脂肪酸が含まれます。これはLDLコレステロールを増やす作用があります。魚の脂肪には不飽和脂肪酸という常温で固まらない脂肪酸が含まれます。LDLコレステロールや中性脂肪を下げる働きがあります。さんまやイワシ、ブリなどに多く含まれるDHAやEPAが有名です。おかずを考える時はお肉より魚を選ぶようにしましょう。
調理に使うバターやラード、チーズなどの乳製品にも飽和脂肪酸が含まれます。オリーブオイルやごま油、ココナツオイルなの植物油には不飽和脂肪酸が多く含まれます。調理に使う時はできるだけ植物油をとることをお勧めしますが、オイルは1g9キロカロリなので、余分に摂取すると高カロリーになるので気をつけましょう。

・食物繊維・・・野菜、きのこ、海藻、大豆に多く含まれる植物繊維はコレステロールの吸収を妨げ中性脂肪を下げるといわれています。また満腹感もえられるので食べ過ぎを防ぎます。

・ビタミン・・・野菜や果物に含まれれるビタミンCやビタミンBは脂質の代謝を高め、コレステロールを効率よく使ってくれます。

・卵・・・コレステロールが高い食材とされていますが、一日1個くらいなら問題はありません。脂質異常症のある方でも週に1~2個程度ならよいでしょう。

コレステロールの高い食材を知る

卵、レバー、イカ、たらこ、すじこ、バター、マヨネーズ、カスタードクリームなど食べ過ぎに注意すべき食材を知っておきましょう。また、てんぷらやフライ、ケーキなども要注意です。

 

 

■ 今月のおすすめ 

NAFISA オリーブオイル インテンス

オレイン酸やビタミンEが多く含まれるオリーブオイルはLDLコレルテロールを下げる効果があります。また整調効果や美肌効果も期待できます。モロッコのオリーブ農園で栽培された オリーブの実だけを使った高級エキストラ・ヴァージンオリーブオイルです。

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¥1,940(税込)

3月16日(木) 午後(16~18時) 休診
午前の診察はあります

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