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河崎医院たより「あけび」2017年12月 105号 特集『非結核性好酸菌症/お風呂の注意』

1年の終わり12月です。大掃除や年賀状作りと忙殺される毎日ですが、気持ちよく新年を迎えられるように準備しましょう。今回は「非結核性好酸菌症」をお届けします。


■ 非結核性好酸菌症

非結核性好酸菌は自然界に生息しています

非結核性好酸菌症とは結核の親戚のような細菌が肺に感染して起こる呼吸器の慢性疾患です。結核菌とは異なり人から人への感染はしませんが、近年結核の発症は減っているのに比べ、この非結核性好酸菌症と診断される人は2007年から14年までの7年間で約2.6倍に増加し、年間約2万人が発症していますので、決して珍しい疾患ではありません。特に中高年の女性を中心に増加が目立っています。この疾患の原因菌の8割がマック菌で、水中や土壌など私達の周囲の自然環境に幅広く生息しています。生活の中で水しぶきや土ぼこりなどを吸い込むことによって感染すると考えられています。特に近年の日本の浴室は密閉空間で、適度な温度を保つことなどからマック菌繁殖に都合の良い環境になっており、給湯口の奥などからよくマック菌が発見されます。患者さんは浴室掃除を担当する主婦に多いことから浴室が感染源になっている可能性も否定できません。感染者は中高年でやせ型、胃腸が弱い、ストレスに弱いなどの体質的な特徴があり、換気しないで浴槽掃除をしたり、汚れたシャワーヘッドを使っていたり、土いじりをする習慣などがあると感染しやすいといわれています。
 


非結核性好酸菌症の対処方法

非結核性好酸菌症は感染から発症までに長い時間がかかり、自覚症状のないまま健康診断などの画像検査で発見されることが少なくありません。肺に所見があっても進行が見られない場合も多く、経過観察だけで治療しなくてもよい例も多数あります。一方進行した状態で見つかった場合は咳や痰、血痰、発熱、倦怠感などが現れてきます。悪化すると気管支が拡張したり、空洞を形成することもあり、命にかかわる場合もあります。このように個々によって経過は千差万別ですので、発見された場合には定期的に医療機関で経過観察をしていく必要があります。
非結核性好酸菌症と診断され、既に病気が進行している場合には結核治療と似通った抗菌薬で(クラリスロマイシン、リファンピシン、エタンブトール)で治療をしていきます。70%以上の患者さんはこの治療で症状が改善し、菌を検出しなくなります。ただし菌が無くなった訳ではないので、再発や再感染を起こさないために2~4年程度は薬を継続する必要があります。治療目標は服薬なしでも症状の悪化や再発がおこらない状態を作ることです。
このように非結核性好酸菌症はいつ誰が感染するのか分かりにくい疾患ですから、予防する方法も得にありませんが、発病している場合には水しぶきや土壌への接触を避け、浴室掃除は誰かに替わってもらう方がよいでしょう。またこの疾患に罹患するタイプは低体重や免疫力低下の人に多い傾向ですので、食事内容を見直して栄養障害を改善して、体重増加に努めることも大切です。


■ お風呂の注意

前回はお風呂の良いところを紹介しました。今月はお風呂の注意すべき点ををお知らせしたいと思います。寒い冬、特にお風呂の事故は起こりがち。安全に入浴するための注意点を紹介したいと思います。

危ない!!お風呂の危険

私たちの体は寒いと感じると血管が収縮し血圧が上がりやすくなります。これが脳梗塞や心筋梗塞の原因となることもあります。入浴時にこれらの病気が発症することが多く、特に、中高年以上の高血圧、糖尿病、動脈硬化症のなどの病気を持っている方はより注意が必要です。

入浴時の血圧の変化

①寒い脱衣所や浴室で裸になる・・・寒さで血管が収縮して血圧が上がる↑

②熱いお湯に浸かる・・・熱刺激でより血圧が上がる↑→血管壁がづついて傷ついて出血したり、血栓ができやすくなる(高温のお風呂は血栓を作る物質はができやすくなります。)

③湯船に浸かる・・・副交感神経が優位になり徐々に血圧が下がる↓

④お風呂から出る・・・血管が広がっている上に水圧がなくなることで一気に血圧が下がる↓
→起立性低血圧や脳梗塞を起こしやすい。

安全に入浴するために

・脱衣所や浴室を暖める・・・暖房がなければ簡単なヒーターを脱衣所に持ち込み温めましょう。お風呂にお湯を張るときに浴槽のフタをあけておくのもよいでしょう。

・コップ一杯の水を飲む・・・脱水を防ぐためにコップ1杯(200ml)の水を飲みましょう。
お酒は逆に脱水を起こしやすくなったり、血圧を下げ血栓ができやすくなります。お酒を飲んだ直後の入浴は注意しましょう。

・かけ湯をする・・・急激な温度変化による血圧上昇を避けるためにかけ湯をします。足、太もも、お腹と心臓から遠い部分からかけて体をならしましょう。

・温度と水位を守ってお湯につかる・・・お湯の温度は39~40℃。水位は胸の下辺りまでにすると心臓への負担が減らせます。


■ 今月のおすすめ 

低刺激シャンプー

市販のシャンプーでは頭皮に痒みや乾燥があったり、髪の毛がパサついたりされる方やアレルギーを起こしやすい方、皮膚の弱い方におすすめです。当院ではアロマ系の「ナチュラルヘアシャンプー」と低刺激にこだわった資生堂ドューエのシャンプーをおいてあります。どちらも低刺激で泡立ちもよく頭皮や髪を乾燥から守ります。

アロマシャンプー.jpg

500ml
¥3,800

年末年始の休診日
12月30日(土)~1月4日(木)

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