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河崎医院たより「あけび」2017年11月 104号 特集『関節リウマチ/お風呂の効果』

夕暮れが早くなる晩秋の11月です。朝夕を中心に急激に冷え込み、カゼなどを引きやすくなりますので注意してください。今回は「関節リウマチ」をお届けします。

■ 関節リウマチ

関節リウマチとはどんな病気?

関節リウマチは免疫異常によって、関節を覆う滑膜という組織に炎症が起こり、関節に腫れや痛みが起こってくる膠原病の一種です。一般に女性が男性の約3~4倍多く罹患し、30~50歳代に多発します。また妊娠後や感染症、喫煙などで誘発されることもあります。初期症状は「朝のこわばり」と言って、起床時に手に力が入らない、思うように動かないなどが現れますが、数時間手を動かしていくと改善してきます。また同時に手指や足指、手首などの比較的小さな関節が腫脹し、痛みを感じるようになります。このような症状が出た場合には関節リウマチを疑って医療機関を受診してください。血液検査でリウマチに特異的な抗体や炎症反応が陽性に出た場合には画像検査で骨びらんや変形の有無を調べて、治療方針を決定します。最近のリウマチ治療は「早期発見、早期治療」が原則で、特にCCP抗体陽性の場合には骨破壊の進行が速いので、早目に本格的な治療を開始する必要があります。しかしこれが陰性で症状も軽度な場合には、慎重に経過観察していくこともあります。


関節リウマチの様々な治療法

関節リウマチの治療の目的は症状の緩和、関節破壊や変形の予防、破壊された関節の働きを再建する、身体機能の保持、QOLの維持、寛解を導くことなどです。その中で最も優先されるのが薬物療法です。特に免疫抑制剤のメトトレキサートは日本では8割の患者さんに投与され、長期間にわたって使われています。口内炎や肝障害、間質性肺炎などの副作用もありますが、慎重に投薬することで大きな効果をあげられます。これでも治療効果が十分でない場合には生物学的製剤や分子標的薬が使われます。現在日本では7種類の生物学的製剤と1種類の分子標的薬が使用可能で、これによってリウマチの治療は劇的に改善したといっても過言ではなく、関節破壊を止める効果はとても優れています。ただどちらも免疫の働きを抑えるため、感染症にかかりやすいなどの副作用もありますし、高度な技術で作られた薬ですので、かなり高価なものです。治療の対象を明確にして的確に治療していくことが必要ですので、リウマチ専門医の元で加療することをお勧めします。
かっては漢方薬もリウマチ治療の大きな武器でしたが、最近は西洋医学の治療戦略が固まってきたこともあり、強い関節リウマチに対しては補助療法になっています。しかし検査では関節リウマチとは診断できないが、関節痛や腫れはあるといった初期のリウマチ患者さんに対しては効果的であり、進行を遅らせる場合もあります。またリウマチ患者さんは冷えで症状が悪化することも多く、その場合には漢方の身体を温めながら痛みも取っていくような方剤が生活のQOLを上げる効果もあります。関節リウマチの治療は大きく発展しましたが、長年続く慢性病でもあり、個々患者さんにはそれぞれの悩みがあります。それに寄り添いながら、より良い治療を目指していきたいものです。



■ お風呂の効果

11月になりひんやりした冬の空気に変わってきました。
体が冷える夜はお風呂に浸かってゆっくりしていただきたいものです。
今回はお風呂に入るメリットを伝えしたいと思います。

お風呂につかると良いことばかり

お風呂につかるだけで得られることがたくさんあります。
1.疲労回復・・・お湯の温熱効果で血行が良くなり、代謝が良くなります。発汗作用も促進し、老廃物を排除してくれます。また、湯ぶねにつかると水圧で体がマッサージされている状態になります。これにより血行もよくなり一層の疲労回復効果が得られます。

2.リラックス効果・・・お風呂につかると脳から幸福ホルモンと言われているセロトニンやβーエンドルフィンといったホルモンが分泌されます。これは交感神経の働きを抑えリラックス効果が得られます。また、水の浮力によって筋肉や骨へかかる重力が軽減され身体への負担を減らすことができます。

3.良い睡眠をもたらす・・・睡眠は体温が下がることで眠くなります。お風呂で一度、体温を上げてあげると眠りやすくなり質の良い睡眠が期待できます。寝る1時間前くらいにお風呂に入るのがお勧めです。

4.体を清潔にし、体臭も予防も・・・皮膚の汚れが落ちるのはもちろん、体臭の素となる疲労物質の乳酸が減少します。

5.免疫力を上げる・・・体温が上がることでリンパ球の数が増え、体の免疫力を上げてくれます。

6.美容効果・アンチエイジング効果・・・温熱効果により体内にヒートショックプロテインが増えます。これは細胞を修復する効果があり、皮膚の細胞や免疫細胞の修復し、コラーゲンの減少を止めると言われています。体温も上がり全身の新陳代謝を上げることもアンチエイジングにつながります。



入浴法

・お風呂の温度・・・季節によってもやや違いはありますが、あまり熱すぎない38~40℃。

・入浴時間・・・10~30分ほどがベスト。

・ヒートショックプロテイン浴・・・ヒートショックプロテインは体温が38度で最も増加すると言われています。41℃くらいの熱めのお湯に20ほど浸かるのが良いでしょう。


■ 今月のおすすめ 

エレヴ バスローズ

入浴剤を入れることでより効果的な入浴が期待できます。当院おすすめの入浴剤も温泉の成分でもある芒硝と当帰にローズ、ゼラニウムなどの精油を配合。クレイやシルクタンパクも配合で保湿効果にも優れています。ゆっくりお風呂につかって体の疲れをとりましょう。

bath rose.jpgのサムネール画像

500g
¥3,024 

11月25日(土)  休診

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