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河崎医院たより「あけび」2016年3月 84号 特集『花粉症にご注意!/春の病』

桃の節句の3月です。梅の香りも漂う爽やかな早春の頃ですが、3月から6月までは花粉症の季節ともいえます。今回のあけびは「花粉症にご注意!」をお送りします。

■ 花粉症にご注意!

花粉症は誰にでも起こる

花粉症はアレルギー疾患の1つで、花粉を異物として認識して免疫反応が起こり、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、眼の痒さなどの症状がおこってきます。元来何らかのアレルギー素因のある人におこりやすいとはいえ、何もそのような傾向がないのに、ある日突然におこってくることもめずらしくはありません。大気汚染や食品添加物、様々な農薬や化学肥料など現代社会には人類が作り出した異物であふれています。このような物質に対して許容する体の感受性がいつ暴発するかは誰にも推し量れません。花粉平均飛散量は、10年前と比べて約2倍近くになっており、近年の花粉飛散量自体も増加していますので、新たな花粉症患者の発症は微増傾向にあります。2016年春のスギ・ヒノキ花粉飛散総数は、近畿から九州にかけては前年の2~3倍になる地域が多いとされています。花粉症を獲得しないためには、春に花粉を吸い込まない様にしっかり予防をしていくことが大切です。

花粉症に即効性のある漢方薬

花粉症に対する漢方薬には短時間で特に副作用もなく効果が出る薬がたくさんあり、症状が出てから飲みはじめても大丈夫ですのでご紹介しましょう。

(1)風寒タイプの花粉症
冷え性の人の鼻炎はさらさらとした薄い鼻水を多量に出すことが多く、特に空気の冷える朝夕や、気温の低い日にはくしゃみを伴って出現しやすい傾向があります。また体に冷えと湿をもたらす清涼飲料水、果物、生物などを過食しても悪化します。こんなタイプには小青龍湯(ショウセイリュウトウ)、麻黄細辛附子湯(マオウブシサイシントウ)などの漢方が効果的です。

(2)風熱タイプの花粉症
鼻閉、粘っこい鼻汁、目のかゆみや充血、のど痛などの熱症状が中心にみられる花粉症です。顔面を触ると熱感があったりします。鼻閉には辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)、目の痒みには桑菊飲(ソウギクイン)が即効性あり、薄荷などのミントをお茶にして飲みましょう。

(3)気滞タイプの花粉症
ストレスや過労で症状が悪化するタイプの花粉症で、多忙な現代では増加傾向にあります。東洋医学の肝は気をのびやかにすると考えますが、肝の働きが悪くなると上半身に熱っぽい気が滞ってきます。睡眠不足や過食、喫煙など、自身の生活上の悪い習慣をよく見直して改善しましょう。加味逍遙散(カミショウヨウサン)や柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)などが使われます。

(4)気虚タイプの花粉症
元来体力、気力がなく疲れやすいタイプの人がかかる花粉症です。一般に胃腸が弱く、冷え性でもあり肺気のめぐりが悪くなって、風寒タイプの花粉症状をおこしてきます。様々な不定愁訴を持っている人が多いので、普段から六君子湯(リックンシトウ)や補中益気湯(フホチュウエッキトウ)などで体力や胃腸機能を整えると、花粉症だけでなく体全体がよくなります。

 

■ 春の病

春は新芽が出始め次々と成長がみられます。人間においても新陳代謝が高まり、冬にため込んだ老廃物を外に出すような動きが見られます。また、春は温度の差が激しく、風による影響も受けやすい季節なのです。私たちの体には具体的になどのような症状があらわれるのかみてみましょう。最新の花粉症症状にも注目します。

春ってどんな季節?

春は東洋医学では「肝」の季節です。肝は気や血を全身にめぐらせる働きをします。肝は血を貯蔵するところでもあります。また、筋肉や目とも関係します。「木の芽時」と言って精神的に不安定になりやすくストレスを受けやすい時期でもあります。このようなストレスによって肝の働きがスムーズにできなくなると様々な症状が出てきます。

春の病の特徴

・だるさ・疲労感・・・血液の流れが滞ることによっておこります。

・肩こり・腰痛・・・肝は筋肉や関節に血を運び、動きを滑らかにしますが、それが滞ると筋肉は固く動きにくくなり、しびれやけいれんといった症状がでてくることもあります。

・眼精疲労・・・目への血流が悪くなり、目のかすみや疲れ、ドライアイなどの症状も見られます。

・生理痛・生理不順・・・血を貯蔵する肝の動きが弱まると血液量が不足し循環できなくなりおこります。
・うつ・落ち込み・・・肝はストレスを受けやすく、気の巡りが滞ることによって情緒が不安定になりやすくなります。

・アレルギー・・・老廃物を排除しようし、敏感な方はアレルギーをおこします。花粉が原因だと花粉症になります。

・皮膚炎・・・老廃物を排除する働きと風がもたらす風邪の影響で皮膚トラブルが生じやすくなります。

こんな花粉症も!?

最近は花粉の影響で皮膚炎を起こす花粉症皮膚炎という言葉を聞きます。春は気温の差や紫外線の増加、風の影響で空気も乾燥しています。ストレスを感じやすく自律神経も乱れやすい時期。皮膚も免疫力が下がっています。そこへ風にのってきた花粉が刺激となってアレルギー反応が起き、皮膚の炎症を引き起こします。目の周りが痒くなったり、首に赤い発疹がでたりします。この時期だけ起こる、花粉の飛散が多い日に悪化するなどの症状がみられたら花粉症皮膚炎の疑いがあるかもしれません。また、花粉症でなくとも黄砂や異物などが免疫力の下がった皮膚に付着し刺激となり皮膚トラブルを起こしやすい季節ですので注意しましょう。

花粉症の対処法

・外出時はマスク・めがね・上着を羽織るなどして花粉から皮膚を守りましょう。

・帰宅したらマスクは捨てる。上着は外で叩くなど、屋内に花粉を持ち込まないようにしましょう。

・洗顔やシャワーを浴びるなどすぐに花粉を落とすこも有効です。

・洗濯物は外に干さないようにしましょう。

 

■ 今月のおすすめ

クレイ(カオリン)

土の成分でミネラルが多いクレイは皮膚の汚れや老廃物を取り除きつつ、血行促進し代謝を高め、保湿効果もあります。洗顔やパックとして使うのがおススメです。

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クレイ(カオリン)
¥410(税込)

3月は診察時間の変更はありません
4月から水曜日が休診になり、
木曜日午後4~6時の診察が始まります

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