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河崎医院たより「あけび」2014年8月 65号 特集『夏場に突然悪化する皮膚疾患 / 夏バテ予防に夏野菜』

真夏の8月です。夏休みやお盆休暇などでアウトドアでのレジャーを楽しむ方々も多いでしょう。今回は「真夏の救急疾患―夏場に突然悪化する皮膚疾患!」を特集します。

 

■ 真夏の救急疾患―夏場に突然悪化する皮膚疾患!

真夏は皮膚疾患が最も起こりやすい季節です。夏休みやレジャーなど、郊外で過ごす機会が増えますが、日差しが強く、高温多湿な夏は皮膚にとっても過酷な環境で、無防備にしていると突然激しい皮膚症状が起こってくることがよくあります。代表的な皮膚病変を勉強して、その対策を一緒に考えましょう。

紫外線による皮膚炎―日焼け

海や山で短時間に多量の紫外線を浴びると、当然日焼けになります。皮膚の発赤、腫脹、水ぶくれなどが急激に出現して、かなり痛みも伴います。これはやけどの一種と考えてもよいでしょう。その際に日光アレルギーのある人は露出部に痒い発疹が出ることもあります。 いずれも日焼け止めを上手に使うことで予防できますが、紫外線を浴びる時間を極力短時間にして、帽子、日傘、長袖の衣服、手袋の使用で、紫外線防御を心がけましょう。皮膚症状が強い場合には跡形が残ることもあるので、医療機関受診をお勧めします。

細菌感染による皮膚炎―とびひ(膿痂疹)

とびひは、ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌が皮膚に感染しておこります。黄色ブドウ球菌が原因の時は水疱ができるので水疱性膿痂疹と呼ばれ、乳幼児に多発します。連鎖球菌が原因の時は膿疱やかさぶたができるので痂皮性膿痂疹と呼ばれ、アトピー性皮膚炎の人に合併して起こりやすい傾向があります。とびひは感染力があり、他人の皮膚にもうつっていくので早めの治療が大切です。初期段階では抗生物質の外用薬をつけるだけで治るのですが、進行すると抗生物質を飲む必要があります。 

虫刺されによる皮膚炎

アウトドア活動をしていると虫刺されは日常的に起こりますが、最も怖いのがハチによる虫刺れです。アレルギー素因を持つ人の中でアナフィラキシーショックという即時型のアレルギー発作を起こし、時には命を落とすこともあるため恐れられています。またくしゃみやじんましんなどが出現することもあります。その他にも蚊やブヨ、毛虫、ダニなど夏場は虫が繁殖する季節ですので、外出する時には皮膚を露出しない服装にして、虫除けスプレーなどを活用しましょう。刺された後は冷却したり、皮膚面を洗浄することで経過が軽くなります。掻きこわすと、とびひや、痒疹という難治の皮膚病に進行することがあるので、悪化する場合には医療機関への受診が必要です。

汗による皮膚炎―あせも(汗疹)

夏の多汗で汗の管がつまり発症するのがあせもです。乳幼児に圧倒的に多い皮膚病ですが、高温の環境下で仕事をする場合やスポーツなどでは大人もおこりやすくなります。まずは帰宅したらシャワーなどで皮膚を清潔にしましょう。ウエットテッシュなどでその都度、皮膚を清潔に保つことも有効な方法です。できるだけ涼しい環境に居ることで改善します。

 

■ 夏バテに夏野菜

食べ物は旬の時期にもっとも栄養価が高くなります。夏野菜は体を冷やすといって嫌う方もいますが、体にこもった熱を下げる役割をしているのです。ビタミンやミネラルなどは夏の体の疲れを回復させ、紫外線でダメージをうけた肌をケアします。それぞれの野菜にどんな栄養素が含まれているか紹介します。

トマト

紫外線でダメージをうけた肌をケアするビタミンAやビタミンCが豊富に含まれています。抗酸化作用があるリコピンが多く含まれているのが特徴で、免疫力アップや老化防止に期待できます。リコピンは熟したトマトのほうが多く含まれます。また、普通のトマトよりミニトマトのほうが栄養価が全体的に高くなります。トマトはうま味成分のグルタミン酸も多いのでスープやソースに使うのもおすすめです。

きゅうり ・ なす

きゅうりやなすびは90%水分でできています。水分補給だけでなく、利尿作用のあるカリウムが不要な水分を排出し水分代謝を良くします。

ゴーヤ

ゴーヤにはトマトの5倍ものビタミンCが含まれ、加熱してもほとんど壊れません。お肉と炒めるとタンパク質やビタミンB類も同時に摂取でき、美肌効果や夏バテ予防に期待できます。苦味成分のモモルデシンは食欲増進や胃腸の粘膜を強くする効果もあります。苦味が気になる方は下処理として白いワタをきれいにとって薄めにスライスして軽く塩で揉んでおくといいでしょう。さっと茹でておくとおひたしやサラダ、酢の物など色んな料理に使えて便利です。

カボチャ

カロチン、ビタミンC、Eが豊富に含まれる代表的な緑黄色野菜です。特に多く含まれるβ‐カロチンは免疫力を高め、風邪予防やがんの予防に期待されています。食物繊維も多く便秘解消にも効果的。カボチャは体を温めるので冷え性の方や胃腸の弱い方にお勧めです。

モロヘイヤ

ビタミンC、E、B1、B2、カルシウム、鉄を多く含み緑黄色野菜の中でも群を抜いて栄養価が高い野菜です。オクラにも含まれるネバネバ成分のムチンはコレステロールや糖分の吸収を抑え、消化器の粘膜を保護し消化吸収をよくします。シュウ酸が含まれているので茹でた後さっと水にさらす方がよいでしょう。

すいか

すいかは果物の分類になりますが紹介します。スイカはビタミンだけでなくカルシウムやカリウムといったミネラルを豊富に含み、体に必要な水分を取り入れ、水分代謝を高めます。甘いから太ると思われがちですが100gあたり37kcalと低カロリー。水分が多いのでボリューム感もあるのでダイエットにもってこいの果物です。食べ過ぎは体を冷やすので注意しましょう。

■ 今月のおすすめ 

アルガンオイル

モロッコ王国でしかとれない希少なアルガンオイルは、不飽和脂肪酸のオレイン酸やビタミンEが豊富に含まれ、皮膚の老化防止や保湿効果、細胞の活性化などが期待できます。当院のアルガンオイルは肌に塗るだけでなく、オリーブオイルのようにサラダやパンにつけて食べることもでき、美しく健康を保つ為のおすすめアイテムです。

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¥2,050(税込)

8月18日(月) 12時まで 担当医 河崎Dr.
8月19日(火)~22日(金)   休診