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河崎医院たより「あけび」2011年 6月 27号 特集『月経前症候群(PMS)Ⅱ』
梅雨の6月、淡路島ではタマネギ収穫や田植えの多忙な季節ですね。今回は先月に続いて、「月経前症候群(PMS)Ⅱ」をお届けします。先月号とあわせてご覧ください。
■ 月経前症候群(PMS)Ⅱ
月経前症候群の漢方治療
●精神症状
①イライラ感
代表的なPMSの精神症状です。そのため、周囲の人間関係がこじれやすいことも報告されています。またこの感情と共に甘いものや、炭水化物を過食する傾向もあります。漢方薬としては加味逍遥散(かみしょうようさん)や抑肝散(よくかんさん)が効果的です。排卵後くらいから飲むとよいでしょう。甘い物やコーヒーなどの刺激物は症状を悪化させるので、控えましょう。
②不安感
この時期だけ妙に落ち込む、不眠傾向になるという女性もよく見かけます。こんな時には香蘇散(こうそさん)がよいでしょう。カモミールなどのハーブテイ―や緑茶を飲むのも、気持ちが落ち着きます。
●身体症状
①乳房の張り
PMSの症状として最も頻度が高い症状です。軽度ならば誰にでもおこることですが、痛みがある、熱感があるなどの場合には治療の対象になります。桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)が効果的です。
②下腹部痛
月経困難症とも称される月経前から月経時にかけての下腹部の痛みです。腹部膨満や腰痛として自覚される方も多くいます。こんな症状には芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)、延胡索末(えんごさくまつ)などを月経数日前から服用することをお勧めします。月経後には当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)で瘀血と呼ばれる血の滞りを取ることが大切です。下半身を冷やさないようにしましょう。
③頭痛
月経前の頭痛も頻度の高い症状で、肩こりや嘔気も伴いやすい不快な症状です。川芎茶調散(せんきゅうちゃちょうさん)や呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が効果的です。睡眠時間を十分に取って下さい。
④むくみ感
月経前に優位になる黄体ホルモンは身体をむくませ、頭痛や下肢の重だるさをおこします。月経時に身体から水湿を除く五苓散(ごれいさん)をお飲み下さい。普段から身体を温め、水湿を取る当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を服用することをお勧めします。
■ PMSのセルフケアⅡ
むくみや下腹部痛、だるさなどの体の不調とイライラや不安といったPMSの不快な症状を緩和する経穴(ツボ)とアロマセラピーを紹介します。
●経穴(ツボ)
症状が出てきたら指で軽く押してみましょう。
・三陰交・・・内くるぶしの指4本分上。生理痛やむくみなど、女性疾患のツボ。
・中極・・・おへその下指5本分下がったところ。むくみ、月経痛、月経不順。
・腎ュ・・・腰の一番細いところの指3本分上、背骨の際。むくみ、腰痛。
・百会・・・頭の真ん中。耳と耳をつなぐ線上の真ん中。ストレス、疲れ。
●アロマセラピー
香りで症状を和らげましょう。香りを嗅ぐだけでも効果があります。
・ゼラニウム・・・ホルモンバランスや自律神経を整えます。・甘いお花の香りで心も安らぎ
ます。女性におすすめの精油です。
・クラリセージ・・・女性ホルモンとよく似た働きをするので、月経痛や更年期のときに
ホルモンのバランスを整えます。
・サイプレス・・・ヒノキによく似た香りですっきりさせてくれます。リンパや静脈の流れを
よくするので月経時のだるさやむくみに有効です。
・ペパーミント・・・すっきりした香りは気分をリフレッシュ。生理痛の軽減や肩こり、頭痛も
和らげます。
■ 今月のおすすめ
●アロマ・デ・ライト
アロマ・デ・ライトは、精油の微粒子を霧(ミスト)と共に効率よく拡散させるイルミネーション&アロマディフューザーです。お部屋の空気を潤しながら、7色に変化するやさしい灯りと精油の香りが心をゆたかにときほぐします。少量のお水に精油をたらすだけで使い方も簡単で、火も使わないので安全です。
6月 11日 12時まで 担当:河崎(日笠お休み)
18日 12時まで 担当:日笠

