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河崎医院たより「あけび」2010年2月 11号 特集『冷え症(2)』
1年で最も寒い2月ですが、二十四節気では節分を境に立春という新春を迎えます。陰暦でのお正月ですね。今回も冷え性を特集します。10号と一緒にお読みください。
■ 冷え性(2)
(4)自分の冷え性タイプに合う漢方薬とは...。
1.四肢末端の冷え性
四肢末端を中心として強い冷えやしびれ、痛みを感じる冷え性の代表選手です。しもやけや、指先が白くなる人もあり、年齢に関係なく細くて、背の高い女性に多くみられます。漢方では当帰四逆呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくごしゅゆしょうきょうとう)が効果的で、即効性もあります。
2.胃腸の冷え性
ビールやアイスクリームなどの冷たい飲食物をたくさん摂取したり、寒い所に長く居ると、急に下痢をしたり、腹痛や腹満をおこすタイプの冷え性です。消化管は袋状の内臓です。冷たい飲食物を大食いすると人工的に氷嚢を作り、胃腸を冷やしているようなものですから、食生活を第一に見直して下さい。下痢タイプには人参湯(にんじんとう)、腹満タイプには大建中湯(だいけんちゅうとう)で、温かくして飲むとより効果があります。
3.足腰の冷え性
腰背部から下肢にかけて冷えや重だるさを伴うタイプの冷え性。中高年に多く、下半身の痛みやしびれ、頻尿、インポテンツなどの症状を伴う場合もあります。八味丸(はちみがん)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)を寒くない時期から気長に飲んでください。
4.冷えのぼせ
下半身は冷えているのに上半身はのぼせて、ひどければ汗までかくタイプの冷え性。更年期の女性や不規則勤務の人、老人によくみられ、改善が難しい冷え性です。自律神経の乱れによる一種の体温調節障害と考えられています。女神散(にょしんさん)や四逆散(しぎゃくさん)などが使われます。
(5)冷え性の養生法を知ろう。
- 四肢を衣服などで温めるだけではなく、適度な運動で筋肉をほぐし、締め付けるような靴を避けて、血流を改善させましょう。
- 半身浴や足浴が効果的で、お湯にミカンの皮(陳皮チンピ)、生姜を入れると心地よい。
- 生姜やニンニク(大蒜タイサン)、白ネギ(葱白ソウハク)、シナモン(桂皮ケイヒ)など、身体を温め、医食同源でもある薬になる食材を日常の食事に取り入れましょう。
■簡単冷え対策
●ハンドマッサージ
ポイントを抑えながら手に刺激を与えて、血液やリンパの流れをよくすると共に筋肉もほぐしていきます。手にはたくさんツボがあるので押して痛い所や気持ちいいところを探してみましょう。
手が暖かくなると気分もほっこりしてきますね。
是非、ご家族やお友達の手をマッサージしてあげてください。
ハンドクリームやマッサージオイルを使うとやりやすいです。
■ セルフマッサージの方法
自分自身で行うマッサージです
- 手首の外側、内側を母指で軽く刺激します。(陽池)
- 手の甲や手のひらを軽くさするようにマッサージ。
- 手のひらの真ん中を強く押す。(労宮)
- 指を一本ずつ包んで握るような感じでマッサージ。
- 爪の付け根や指と指の間を押して刺激。(合谷など)
- 最後に、手のひらや甲、腕を軽く擦る。
- 合谷・・・目の疲れ、肩こり、腰痛など様々な症状に。
- 陽池・・・手の血行をよくして冷え性の改善に。自律神経も整えます。
- 労宮・・・全身の疲れをとるツボ。緊張を和らげます。
■ 今月のおすすめ
●しもやけクリーム
当院のオリジナルのクリームです。保湿効果のあるシアナッツバターをベースに血行をよくするレモン、サイプレスと肌荒れを抑えるラベンダーなどの精油をブレンドしてあります。指先だけでなく手全体に塗ってマッサージすると血行が良くなってぽかぽかしてきます。
2月は診察時間の変更はありません。

