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河崎医院たより「あけび」2010年1月 10号 特集『冷え症(1)』
庚寅(かのえ・とら)2010年を迎えました。皆様の幸運を心からお祈りいたします。運気論という古代中国から伝わる天気予想では、今年の初めは暖冬で、春には雨が多く、夏は猛暑で、秋には大風が吹くと出ています。台風の上陸が多い年回りかもしれません。暦運としては大きなうねりのある年で、きな臭い争いも起こりやすいとのことです。果たしてどんな一年になるのでしょうか。
今回10号と次回11号で冷え性を特集します。
■ 冷え性
(1)冷え性を作り出す原因は...。
人間は恒温動物で、体温を一定に保つことができるとはいえ、皮膚表面の温度は周辺の気温にかなり左右されます。最も気温が下がる冬の頃には、内部の温度を守るために一時的に皮膚の末梢血管を収縮させて熱の放出を防ごうとするために、末梢血管での血行不良がおこってきます。また手足の末梢にまで血が循環するためには、血を送り出す心臓のポンプ作用と、それを末梢にまで運ぶ筋肉運動の力が必要です。運動不足の現代人はこの2つの機能がかなり劣化しています。そのため手足の先端へ血液循環させる勢いが悪くなる結果、冷えを自覚することになるのです。
(2)女性に冷え性が多いのはなぜ...。
女性は性ホルモンの微妙なバランスによって毎月の月経がおこるため、気温やストレスなどに敏感に反応する必要があり、自律神経が狂いやすく温度調節能力が低下しがちです。また骨格が男性より小さく、熱量を保持する筋肉量も少ないことから、冷え性は圧倒的に女性に多く見られます。しかし若い女性の冷え性には必要以上のダイエットによって、血液を温めて熱の放散を防ぐ皮下脂肪が減少している影響も見逃せません。
(3)冷え性が引き起こす身体症状とは...。
冷え性が温床となっておこってくる身体症状には、腰痛、肩こり、頭痛を中心とした運動器疾患があります。冷えるとアチコチが痛いという経験をした方は多いと思います。また腹部の冷えからおこる下痢や便秘も見逃せません。冷え性はホルモン機能や自律神経機能も悪化させ、女性の月経痛や不妊、精神愁訴などをおこす引き金になる場合もあります。東洋医学では古来より冷えは様々な疾患の原因になるという考え方があり、冷えを改善させる多くの漢方薬が同時に全身疾患の治療薬にもなっています。これらはお湯で溶いて温かく飲むと効果が出やすいでしょう。
次回号の「あけび11」では冷え性をタイプ別に分けて、養生法も交えながらご紹介しましょう。
■簡単冷え対策
●運動
冷え性は血液を全身に送り出すポンプの力が弱くなっている状態です。運動することによって、血液を送り出すポンプが強くなります。そして。筋肉量が増えて、基礎代謝量が多くなり、熱を生みやすい体になります。
全身の筋肉の約7割が足の筋肉と言われていますので、特に足を中心に動かしたり、足を温めたりすることが重要です。筋肉をつけて「温まりやすい体」をつくりましょう。
●半身浴
体を外から温めるにはお風呂が一番です。半身浴は心臓への負担もすくなく、下半身だけ温めるので長時間湯船の中にいることができ効果的です。冬場は38度~40度ぐらいのぬるめのお湯に20~30分浸かっているとどんどん汗がでてきます。アロマオイルを入れてるとよりリラックスできるでしょう。
●食事
中から体をあたためるには食べものに気をつけなければいけません。体を冷やす食べ物は控えて、生姜やねぎ、根菜類など体を温める食物をとるようにしましょう。基本的に旬の食材はその季節にあった食べのものです。
- 温める食材・・・ねぎ、にんにく、生姜、根菜類、鶏肉、卵、ハム
- 冷やす食材・・・ナスやトマトなどの夏野菜、ビール、コーヒー
●衣服
体の首を冷やさないようにするのがポイントです。
マフラーやネックウォーマー、ハイネックの服で首を冷やさないのはもちろん。手首、足首も重要です。腕を包むアームウォーマーやふくらはぎから足首を包むレッグウォーマーを試してみてくだい。
手先、足先が冷える方におすすめです。
■今月のおすすめ
着圧ソックスは以前にも紹介したのですが、皆さんの反響が大きかったので再び紹介させていただきます。
着圧ソックスは本来、むくみや静脈瘤の予防や治療のためのものです。「段階的圧迫法」といって足先の圧迫圧が一番強く、上部にいくにつれて圧迫圧が段階的に弱くなるように設計されています。
血流がよくなるでむくみやだるさの改善だけでなく、足がぽかぽかしてきます。ご自分に合ったものを選んでいただくことが大切ですので、ご希望の方はスタッフに声をかけてください。

弾性ストッキング ¥3,460~

