東洋医学では気持ちの落込みや焦燥感を気滞と呼び、気のバランスの乱れによって起こってくる病態と考えています。そして色々な原因で感情や気のバランスに乱れが生じると、精神や身体に様々な病的症状が現れると考えられていました。このような心身一如の考え方は、西洋医学の分野ではつい数十年前から是唱されるようになった心身医学(心療内科)と似た考え方ですが、東洋医学では数千年前から既に考えられ、臨床の場で治療がなされていたのです。この時生じる身体症状は、不眠、動悸、呼吸困難、腹満、腹痛などの臓腑の一時的な機能失調の症状が多く、心が安定すると改善してゆきます。