| 日本特有の蒸し暑い夏の到来です。各季節にはそれぞれ特有の病気があるものですが、夏の病というと皆さんはどんな症状を連想するでしょうか。漢方の古い時代の本には夏のカンカン照りの暑さで日射病をおこした時や、食当たりになった時の処方などが多く書かれています。これらの昔からある夏の病気も決して少なくなったわけではありませんが、最近は冷房の冷え過ぎやそれによる内外の温度差がもたらす体の不調を、苦痛と感じる人達が急激に増えてきました。夏なのに冷える、手足がしびれるといったクーラー病、胃腸の調子が悪くて、いつもお腹がゴロゴロしている冷蔵庫病などは近年増えてきた新興の夏バテ病です。高度に文明化した社会ではどこに行っても冷房や冷蔵庫から逃れるわけにはいきません。人々は汗をかくことを忘れ、温度調節していく能力が低下し、常に冷たい水にあふれた胃腸は弱っています。動物としての自然に適応する自律神経機能が衰えてきたために新しい夏バテ病がおこっているのです。果たしてあなたの夏バテ病は新旧どちらのタイプでしょうか。 |
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