| 今日の天気予報に花粉情報が入るようになったのはいつごろだったでしょうか。この20年間に花粉による鼻炎、結膜炎、咽頭炎、喘息、皮膚炎などは爆発的に増えていて、特に春の花粉症が深刻です。こんなに増えた原因としては戦後山林に多くの杉、ひのきを植えたこと、大気や環境汚染、食事の西洋化がアレルギーを引き起こしやすいこと、医学の進歩で体内に同居していた寄生虫や細菌類などが駆除され、かえって生体の防衛機能が低下したことなどがあげられます。ではなぜ花粉症がおこるのでしょうか。花粉を吸い込むと血液中にIgE抗体というものが生産されます。これが肥満細胞というものと結合して貯め込まれ、ここに再度花粉が入ってくると、IgE抗体との間で抗原抗体反応がおこり、結合している肥満細胞から様々な化学物質が分泌されて、これがさまざまな臨床症状を引きおこしてくるのです。花粉を吸い込むすべての人にIgE抗体はできているわけですから、今症状がなくてもある日突然、誰にでもおこりえるのが花粉症なのです。 |
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