女性は11〜16才になると初潮を迎え、周期的な月経が始まると共に、体が女性らしくなる二次性徴が見られるようになります。月経は卵巣だけの働きでおこるものではありません。大脳にある視床下部からホルモンが同じく脳にある下垂体を刺激し、そこから卵巣を刺激するホルモンが分泌され、その結果卵巣より卵胞ホルモンと黄体ホルモンという女性ホルモンが周期的に分泌されるのです。このホルモンの作用で排卵がおこり、精子と出会って妊娠がおこらないと、子宮粘膜が剥がれて月経がおこってきます。このような過程で月経がおこる為、無月経になった時には大脳から子宮まで、どの部位に異常が生じたのかを考えなければなりません。そして50才前後になると卵巣の萎縮が始まり女性ホルモンの分泌が低下して定期的な月経がおこせなくなってきます。この時期が更年期です。卵巣の女性ホルモンの減少は視床下部を刺激し、下垂体から卵巣に対してさぼるなという指令のホルモンがどんどん放出されるのですが、もはや卵巣にはそれに応じる能力はなく、月経がこないまま大脳だけが興奮し、同じ視床下部に中枢のある自律神経を巻き込んで、のぼせや動悸などの随伴症状をおこしてくるのです。