口から入った食べ物は2〜5時間かかってぐじゃぐじゃに消化されながら胃を通 過し、小腸でさらに細かく分解吸収されてやっと大腸に達します。この段階で食物は泥状になっていて、さらに蠕動運動を繰り返しながら水分が吸収されて肛門から排泄される時には適度な硬さの便となっているのです。この間約24〜72時間を要します。人が便意を感じるのは、最終段階の直腸に便が充満して周りの壁を伸展するからで、それ以前の大腸にいくら便が達していても排便はできません。便の中身は70〜80%が水分で、固形成分の内約3割は食物残渣ではなく、腸管内壁から剥離した細胞などです。このため絶食状態でも少量 の便は出るのです。排便は口から入って肛門から出るまでの時間も、量も個人差が大きいものです。これらのことから排便回数よりも、スッキリ形の整った便が出て後に残る感じがなければ正常と考えられます。